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2007年01月03日
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 新年明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

 さて、今年最初の曲は、

 生まれたての新年に相応しいものを。

 ヨハネス・ブラームス作曲

 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調作品1


 オーパス1。

 つまり、ブラームスが最初に作曲し、出版した曲です。

 (正確に言うと、次の第2ソナタ作品2の方が先に「完成」していたらしいのですが)

 出だしから、「ハンマークラヴィーア」風のフォルテ。

 希望に満ちた旅の始まりのようにも響くし、無理やり自分を奮い立たせようとしているようにも響く、不思議な開始です。

 その「ハンマークラヴィーア」風フォルテはすぐにおさまり、

 突然ピアノ(弱音)でしばらく物思いにふけってしまうのは、

 いかにもブラームスらしいところ。

 第2楽章の短いけれども確かに聴かせる歌、

 第3楽章の力強い正攻法のスケルツォ(スケルツォが付いているのだ、このピアノ・ソナタは!)

 第4楽章の喜びと哀しみの交錯するロンドには、すでに後のヴァイオリン・ソナタを彷彿とさせる旋律美の芽や展開の上手さが見える。

 若々しい覇気、不器用だけど真っ直ぐな誠実さ、分厚い力感。

 額に汗してピアノを鳴らしまくっている割には、

 ベートーヴェンの重厚さも

 モーツアルトのような軽やかさも

 ショパンのような華やかさも

 リストのような派手さもない。

 しかしながら、

 それがいかにもブラームスらしくて、好感が持てる。

 「栴檀は双葉より芳し」ということわざのとおり、

 すでにこの処女作において、ブラームスの特質は顕著に表れています。

 「新しき道」とは、シューマンが音楽時報において

 “若きクライスラー”ヨハネス・ブラームスを大大的に紹介した際の

 論文のタイトルです。

 放浪のピアニストだったヨハネスは、ここからようやく

 作曲家 ヨハネス・ブラームス

 として始まるのです。

 ちなみに、彼のピアノ・ソナタは3曲しかありません。

 しかも、上記オーパス2の第2ソナタと、第3ソナタですらオーパス5。

 最初期の作曲のみです。

 第2ソナタ、嬰へ短調 クララ・シューマンに献呈。

 第3ソナタ、ヘ短調 全5楽章を持つ、すでに堂々たる作品。

 レオンスカヤのCDには、全曲プラス「パガニーニの主題による変奏曲」(「のだめ」で「ゆーとくん」がコンクールで弾いた曲ですよね。)が入っています。

 若々しい勢いと女性的な繊細さが同居したリリシズム。

 とりわけ僕は、第2ソナタのスケルツォのトリオのせつない歌が忘れられません。



 さて、今年はどんな年になるのでしょうか。

 僕の今年のテーマは、

 「自律」「勤勉」「勇気」「誠実」「節制」「思いやり」「健康」・・・

 いろんな意味を込めて、

 「しっかり」

 とさせていただきます。

 今年は「甘え」や「いいかげんさ」を捨てて

 「しっかり」やります!

 明日から仕事始め、しかもいきなり当直です!

 頑張ります!!





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Last updated  2007年01月03日 23時06分36秒
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