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テーマ:好きなクラシック(2316)
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「カッコイイとは、こういうことさ」
なんて科白、むかし、アニメ映画でありましたよね。 哀愁漂う大人のプライドの…「紅の豚」。 宮崎駿の映画とエルガーの交響曲の世界は 微塵も共通するところはないのですが、 この 「没落する栄光」 「黄昏の哀愁」 「紳士的な気品」 的な交響曲を聴いていると、 ふと脳裏に浮かび、思い出したのです、 「カッコイイとは、こういうことさ」 っていうあの気障な豚の科白を。 冒頭のピッチカートに支えられた弦の旋律だけでも、 この交響曲を聴く価値があります。 堂々としているけれども、深い悲しみを湛えているのです。 立派な大人は、誰にも言えない哀しみを抱えているものだ、とも言わんばかりに。 残念ながら画像は用意できませんでしたが、 私が聴いているのは、 サー・ジョン・バルビローリのものです。 フィルハーモニア管・1962年。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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