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Motoji@ Re:ロンドン・オリンピックだからという訳ではないけれど・・・(08/04) 東大寺の戒壇院の四天王像 写真お借りし…
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2007年08月04日
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 今日、床屋に行って来た。

 この町に来て1年以上になるのに、

 まだ「いつもの」店が定まらない。

 今日も初めてのお店。

 そして今日も憮然として帰ってくることになった。

 この田舎町には、「よい床屋」がない。

 僕の「よい床屋」の条件はそんなに多くないのだけど、

 それを全部満たしてくれるお店がない。

 府中にいたころはまあまあお気に入りのお店があったし、

 その前に福岡にいたころは「これぞ」というお店があったから、

 月に1回の「床屋タイム」が楽しみだったのだけど。

 この町に引っ越して以来、髪を切ることがとても億劫に感じるようになった。

 
 必要なのは、まず、清潔感だ。

 清潔感のためには、外観も内装も古過ぎてはいけない。

 鏡や水周りがくたびれていたり、シャワーの出が悪かったり、椅子がキコキコいうようでは駄目である。

 また、ハサミや剃刀の小道具や、シャンプーやローションなどが時代遅れなものを使われているようでは困る。

 髪の毛は、適度に湿らせてカットしてほしい。

 乾いたままだど、僕の毛髪は細くパサパサしているので、切った髪が額に落ちてくるとものすごく不愉快なのだ。

 だいたいからして、僕の頭は「物」ではないのだから、気配りというか、僕という客が不快がらないだけの配慮が欲しい。

 やたら力を入れすぎないでほしい。

 ただ単に髪が短く仕上がればよいというものではないのだ。

 「商品に傷がつかなればいいだろう」という程度の、プロセス無視のデリカシーのない床屋はお断りである。

 あと、店員さんは若いほうがいい。

 床屋の辞書には熟練という言葉はないのか、オジサンで僕を満足させる腕の持ち主に出会ったことがない。

 仕上がりにしても、プロセスにしても、「スタイルが古い。」

 これに尽きる。

 僕のようなしゃれっ気のない短髪でも、スタイルの古い新しいというのがちゃんとある。

 若い人は、仕上がりだけでなくて、プロセスへの気配りもちゃんと教育されているし、

 「短めに」

 という指示だけでこちらの意を汲むことを知っている。

 オジサンに

 「短めに」

 と言っただけでは、何をされるかわからない。

 最近、マッサージをサボる床屋が増えてきた。

 昔は「お値段込み」みたいな感じできちんとしてくれたのだけど、

 「ま。適当に。うちは床屋だから。」なんて割り切りで、

 マッサージに関するプロ意識が欠けている。

 ひどいのになると、別料金制になっている。

 最期に、終了後にコーヒーを勧めるのはやめてほしい。

 僕はここに髪を切りに来ただけであって、それ以外に用はないのだ。

 床屋とは余計な話はしない。

 天気のこと意外は話しかけるな!

 これは鉄則である。

 レジでマイルド・セブンを箱から一本突き出して勧めてくるのは、もはや論外である。


 今日の床屋も失格だった。
 
 「そんなに言うなら、美容室に言ったら?」

 と妻は言うが、

 男子たる者はスニーカーを履いて床屋に行くものなのだ。

 悪いけど、それだけは譲れない。 

 





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Last updated  2007年08月04日 15時54分55秒
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