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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:バルトーク
遅くに起きて、 図書館でCD3枚と本を3冊借りて、 ハンバーガーを食べて、 当直の妻に差し入れして、 夕方はジョギングに。 ただひとつの誤算は、 ジョギングが夕立に重なったこと。 スコールのような土砂降りだったけど、 「そのうちやむだろう」と思ってかまわず走り続けたら、 眼鏡越しでは前も見えなくなるくらいひどい降りようだった。 僕の予想通り、帰るころには止んだ。 僕は雨に合わせて走った格好になった。 ずぶぬれ。 シャワーを浴びて、一人で本屋さんに行って、 夕食は「浜勝」。 久し振りだったけど、今日はドレッシングのせいか、 千切りキャベツが変な味がした。 さて、今日の音楽は、 今日市立図書館から借りてきた3枚のCDの中から、 ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲と バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番。 ヴァイオリンはヴィクトリア・ムローヴァ。 前者は、4楽章形式だけど、演奏時間はそんなに長くない。 トッカータ、アリア1、アリア2、カプリッチョ、 とやたら古典的な呼び方を並べているのが面白い。 最初の一音がすべて同じ音で始まるのが印象的。 とっつきにくそうでいて実はとっても聴きやすい曲です。 僕は第一楽章が好きですね。 あっけらかんとしていて。 悲劇的な第三楽章もいいけど。 ストラヴィンスキーなんて、「春の祭典」「火の鳥」「ぺトルーシュカ」のほかに何があるの? なんて思っているヒトには、目から鱗かも。 楽しい曲ですよ。 後者のバルトークは、 とても孤独な音楽です。 とってもストイックで、聴いていて辛くなります。 すでに失われたもの、 永遠に失われてしまったものを求めて 一人彷徨っているような音楽です。 音楽は確かに歪(いびつ)です。 お世辞にもスマートとは言いがたい。 或る意味、凶暴な音楽であるとも言えます。 でも、このような形をとるほかない、 どうしようもない力を感じます。 そうせざるを得ない、宿業というか。 サロネンのバックは、とても叙情的です。 昔、レコード芸術で(もう10年も買ってないけど) 「この曲は、未だ決定盤の出現を待っている」 という記事を見たことがあるけど、 確かに、名演は多く、どの録音もかなり「聴ける」のだけど、 「これぞ」というものに出会っていないのも事実。 僕の視聴歴の中では、チョン・キョンファとショルティ=シカゴ響(ロンドン響?) のものが一番まとまっていたように記憶する。 このムローヴァ盤は、ひとつの方向性としては、納得のいく録音だったけど、 終楽章のまとめ方にもう少しメリハリが欲しかったかな。 今日も暑い夜ですね。 今日の午前中まではよい風が吹いていたのですが。 僕は、暑いときは、ビールをロックで飲みます。 たくさん飲んでもあまり酔わないし、 炭酸がソフトになって、飲みやすくなります。 まあ、炭酸が抜けるのが気にならなければ、お勧めです。 いつもの喉濾し「くぅ~」っていうビールが、サラリとスッキリした味になりますよ。 ムローヴァがこの録音で目論んだのも、案外そういうものだったかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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