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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:マーラー
特に第2楽章なんて、いつも頭の中で鳴っている感じ。 バーンスタインにしては大人しい表現だと思っていたこの録音も、 今聞き返してみると、 棟方志功の版画のように深く彫り下げられ、 完成された演奏だな、と思う。 ついでに言うと、僕はこのせせこましい室内楽のような交響曲を あまり好まなかったのだけど、 歳をとると音楽の志向が変わるものですな、やはり。 ユニゾンの塊だけが音楽の力の表現ではない、ということがわかるようになってきた。 あぁ~断っておくけど、僕は第4楽章のアダージェットが苦手です。 ブラームスの第3交響曲の第3楽章と同じ意味で。 恥ずかしくて聴いていられないわ。 しかし、よくよく考えてみると、 葬送行進曲で始まる交響曲なんて、なかなか素敵ではないですか? 今さらながら、バーンスタインのマーラー。 高校生のころからなけなしの小遣いを貯めて1枚1枚集めた全集。 最初に買った第2番の『復活』は、ドイツ・グラモフォンの黄色い背表紙が もう真っ白に変色してしまっています。 全集を集め終えたのは、社会人になってしばらく経ってからのことです。 マーラーの新譜に違和感を覚えたときは、 必ず「口直しに」取り出すCDです。 バーンスタインのマーラー。 長年に渡って、僕の血に染み付いたスタンダードです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年09月19日 22時35分14秒
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