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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:マーラー
僕は、つくづく弱い存在だと思います。 どうも、ふんばりがききません。 われらが肉の弱きを たえざる勇気をもって力づけ、 光をもって五官を高め、 愛に心を注ぎたまえ ジョギングにしても、仕事にしても、最近ぜんぜん駄目です。 「我らが肉の弱きを」 先日、父が狂ってしまって 実家を焼いてしまいました。 母屋を全焼させてしまいました。 酔った上での失火、 今のところはそのようになっています。 「我らが肉の弱きを」 「すぐに帰れ。お前がいなくてもこの役所はまわる。」 昨夜夜中に実家が燃えてしまったことについて、翌朝報告したときに、部長からありがたい言葉をいただきましたが、 「監査前ですし、今日の午前中は外せません。現場に必要最小限の指示をしたあと、午後から年休をいただきます。それに、今さら急いで帰るほどの実家でもありませんし。」 と答えたところ、 そうか、その辺の家庭の事情は聞くつもりはない。好きにしろ、というのが部長の返事でした。 その日の午後、実家に帰ってみると、確かに見事に全焼。 隣近所に延焼していないのが幸いというべきでした。 その日は暗くなるまで、隣近所一帯に頭を下げて回りました。 どうもご迷惑をおかけしました、と。 「あら、ブラームス君!久し振りね~!あら、お嫁さんも一緒に!」 と声を掛けてくれる幼馴染のおばさんもいましたが、 10年以上のご無沙汰でした。 次はいつに会えることやら。 父の兄弟同志の見苦しい家族会議を経て、 とりあえず、父は今、従兄弟の世話になりなりながら、 焼け残った小屋を改装し、住めるようにしているところのようです。 母はもう1年以上前に愛想をつかして出ていってしまって、私が面倒をみています。 「われらが肉の弱きを」 僕は本当に弱い存在です。 なんのこれしきのことで、 と言いたいところですが、 どうもそういうわけにはいかないようです(笑)。 ふと、マーラーの第8交響曲の歌詞が思い出されたので、 引用させていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月07日 22時55分16秒
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