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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:シューマン
あまりいい気分のときではない。(そりゃそうだ) 今日もそうだった。 突然自分自身が情けなくなって、 この曲に自己を投影するように聞いた。 なにを今さら、 と思う。 なにを今さら、 自分の力のなさを嘆いているのか。 なにを今さら、 他人を呪っているのか。 真っ黒いシューマンの病理が詰め込まれたこの交響曲は、 やはりとことん重たくて濃厚なバーンスタインが相応しい。 世界の半分を受容し、半分を拒否するなんて、 都合のいいことができるわけがない。 きれいで、好意的で、都合がよくて、楽しくて、甘くて、クールで、穏やかで…。 そんなものだけで世界は成り立っていない。 汚くて、不都合で、敵対的で、愚かで、苦しくて、くだらなくて、腹立たしくて… 見渡す限り、そんなものばかり。 すべてを受け入れるのか、それとも拒否するのか。 選ぶことはできるかもしれないが、 受け入れたほうが合理的なんだろう、 たぶん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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