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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:マーラー
だらだらと酒を飲むのに飽きたというか、 酒自体にそれほど魅力を感じなくなったというか。 酒量も断然に減ってきたし――― というよりも、一時期の酒量が多すぎたのでしょう。きっとその反動です。 僕はこれまでずっと、アルコールに依存していたことを認めます。 飲みたい夜もあるけれども(今まではほぼ毎日でした) 飲むだけでは何も解決にならない(それどころか身体に害が残る=ストレスに立ち向かう体力を消耗する)ことにようやく気が付きました。 これから忘年会シーズンですが、付き合い酒まで断るのは日本人の習慣としてさすがに無粋かなと(そして周りに「どこか悪いのか?」といらぬ心配をさせると)思いますので、ほどほどに嗜みたいなと思います。 二日酔いのつらい朝はもうごめんです。 思うに、クラシック音楽を聴く楽しみは、利き酒を楽しむのに似ているし、 クラシック録音を集める楽しみは、ワインを収集することに似ているようです。 「ああ、これはフルトヴェングラーの1944年のエロイカだね、いわゆるウラニア盤。最近のEMIのリマスターよりも昔のヨーロッパ輸入盤の方が音の芯があっていいんだよ。でもやっぱり、CDよりもLPで聴かないとね。デジタルより音楽はアナログだよ、アナログ。」 なんて悦に入って薀蓄をたれるクラシック愛好家たちは、ソムリエのようなものです。 それなら彼らは、酔いたいときは酒を飲まずに、音楽を聴いていればいい。 ということになります。 クラシック音楽好きというのはお得な人種なのですね??(あくまで独りよがりな仮説ですが) 今夜は、マーラーの「大地の歌」を聴いています。 十分酔わせてくれます・・・肴もつまみもいらないし、二日酔いもない(たぶん)。 それにしても、第1曲「地上の悲愁を詠える酒席の歌」や第5曲「春にありて酔える者」に限らず、この交響曲全体から酒の香りを感じるのは僕だけでしょうか? 極上の銘酒です。 バーンスタインの70年代のイスラエル・フィルとの録音は、どうも存在が地味というか、60年代のディースカウ起用のウィーン・フィル盤の影に隠れてしまっているようですが、今聴きなおしてみてもひとつのスタンダードとして遜色ない出来だと思います。 僕にとっては、15年も聴き馴染んでいる思い出の一枚です。 こんなことを2年間もブログで書いている僕は、やはりソムリエ気取りのクラシック愛好家たちの一員なのでしょう。 【お知らせ】 このブログもおかげさまで2周年。33333アクセス達成まであと少しというところまでやってまいりました。 日ごろのご愛顧を感謝いたしまして、ワタクシ「ブラームスがお好き」においてもささやかながらキリ番プレゼントを企画させていただきます。 もし、33333のキリ番を踏んだかな?という方がいらっしゃいましたら、メッセージにてお知らせください(ニアピンも可ですよ)。 そうですね、プレゼントは僕がこれまで紹介したCDの中からお好きなものを一枚、というのはいかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月28日 23時59分40秒
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