|
テーマ:好きなクラシック(2324)
カテゴリ:シューベルト
僕はここんとこ1年ほどずっと、シューベルトのピアノ・ソナタの世界にいる。 いびつで、荒削りで、自由奔放。 プロポーションの美しさなど二の次三の次である。 「ただ、こういうものを書きたかったんだ!」 という若者の叫びの刻印ような作品群。 ダイエットや化粧やお洒落など何もしなくても、 ただその存在自体が美しい、そういう時期にいる女性のような存在。 「若さ」という言葉だけでは片付かない、そういう微妙な時期の。 (まあそういう時期って往々にして周囲からはもちろん自分自身でさえも制御不能であるのだけど) 僕が最近好んで聴いているのは、 第19番ハ短調D958。 アンスネスのものも手に入れたけど、 やっぱりミツコ・ウチダのパッションの激しさからは離れがたい。 まだまだしばらくシューベルトのピアノ・ソナタの森を彷徨うことになりそうです。 でも、僕は素直に歓びたい、 この僕が生まれたこの世界で今、 シューベルトのピアノ・ソナタが聴けるということを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年03月06日 22時10分53秒
コメント(0) | コメントを書く
[シューベルト] カテゴリの最新記事
|