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カテゴリ:ブラームスの日々
今夜は官舎の夏祭り。
まあとりあえず仕事を早めに切り上げて参加。 宴もタケナワ、 みなだいぶできあがってきたところで、 「ところで区長、どうしても聞きたいことがあります。」 と絡んでくる部下。 「区長のご趣味はいったいなんですか?なにが楽しみですか?」 よほどの無趣味か、なにか得体の知れない悪趣味を持っているかのような聞きぶり。 職業柄、表向きは「ジョギング」が趣味、ということにしておいて、 本当の趣味は隠していたのだけど。 まあいいか、と思って。 「誰にも言っちゃだめですよ。」 と本当のことを答えました。 「クラシックのCDを集めることです。」 クラシック音楽を聴くことです、と言えないところが悲しいところ。 「ああ、そうですか!実は私も!」 おお、ここにも友はいたのか、と期待したが、 「月並みですが、ドビュッシーの「月の光」を聴くとなんとも言えない気持ちになります・・・」 私の期待しすぎだったか。 それにしてもなんとも「月並み」な答え。 一瞬でも期待した私が悪かった。 その後は宴の喧騒に巻き込まれ、その話題は泡のごとく消えてしまいました。 彼を責めることはできないけれども、 もう本当の趣味を人に教えるのはやめようかな、と思った瞬間でした。 最近はオットー・クレンペラーのラスト・レコーディングを細々と興味深く聴いております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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