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テーマ:好きなクラシック(2316)
カテゴリ:ヨハネス・ブラームスの音楽
古典的であろうとしながら、限りなく先進的であって、 安定することに執着しておきながら、不安定を好む。 節度を重んじると同時に、奔放。 謙虚を装いながら、どこまでも強情であり、 抑えきれない情念を、緻密な計算によって表現する。 相反する性格をごくごく自然に同居させる。 光は必ず影を造るのだ、と言わんばかりに。 彼の好んだモットーは、 「自由に しかし 楽しく」 である。 「自由に そして 楽しく」ではない。 ブラームスは、 「自由に しかし 楽しく」 なのだ。 彼の作品は多くはない。 が、決して少なすぎるわけではない。 料理に例えるなら、 「もっと味わっていたいくらい美味しいけど、これくらいの量なら次の日胃腸がもたれない」 と言うべきか。 ここ一週間、私の頭にはブラームスの交響曲第1番がずっと鳴り響いている。 今さらながら気付く、この濃密な音楽。 僕はブラームスの音楽に魅入られて、 もうかれこれ15年以上、 夜になるとCDを聞きながらビールを飲む毎日を送っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年07月16日 23時00分50秒
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