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2009年08月09日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 今朝は早起きして、荒川の土手沿いを少し長めに走った。

 記憶では、午前7時30分から走り始めて、帰って来たのが9時前だったように思う。

 やはり夏だ。朝といっても日が昇っていれば大量の汗をかく。

 身体が熱を発し、乳酸が溜まり、水分を欲する。

 喉から水分を入れると、喉が唸り、胃が吸収し、身体全体へ行き渡らせる。

 生きている。

 僕は確かに生きている。

 生きているって、素晴らしい。

 奇跡的でさえあると思う。

 身体を動かすことは、そのような当たり前のことを、体験としてわからせてくれる。

 僕は職業柄、人の死に立会い、ときには「死体」と一定期間付き合うことが少なくない。

 件数としてはそんなに多くもないが、定期的な「仕事」のひとつである。

 僕は医者でもなんでもない只の行政屋(コウムイン)なので、「それにかかわる」範囲は限られてはいる。

 以下は、そのように限定された状態でしか「人の死」にかかわっていない僕の言葉である。

 なにもわかっちゃい、感違いするな、と言われてもかまわない。

 でも、誤解を恐れずに言う。

 人が死ぬということは、肉体が物体となるということである。

 柔軟であったはずの間接は硬直し、身体中のあらゆる液体は、その役割を失い、重力や張力により垂れ流されるだけの存在となる。

 温度や湿度などの条件によって、色や臭気が変容していく。

 肉体は、生命としての活動を止めたとき、ひとつの物体として、宇宙の法則に忠実に従うしかない。

 死体には、これに抗う術がない。

 彼は昨日、死体となった。

 僕は今日も、生きている。

 生きているってすばらしい。

 ひとたびこの世に生命を授けられた以上、生きるべきだ。

 悩むことも、痛がることも、苦しむことも、生きているからこそ、できることなのだ。

 今朝、走りながらそんなことを考えた。

 そのときi-Podで聴いていたのが、ライヒの『フォー・セクションズ』。

 4楽章形式の交響曲のような作品。

 それぞれの楽章が楽器群別に性格付けされていて、

 第1楽章 ストリングス(弦)
 第2楽章 パーカッション(打楽器)
 第3楽章 ウィンド・ブラス(管楽器)
 第4楽章 フル・オーケストラ

 といった具合。

 とてもクールで、構成に非の打ち所がなく、含蓄が深い。

 ライヒはいつもそうだ。

 僕は「ドラミング」以来、ライヒのファンだ。

 まさに「今」の音楽としての、リアリティーのある「ゲンダイオンガク」だと思う。


 走り終えて帰宅した僕の滝のように流れる汗に対し、

 「すごい汗ね。」

 なにも朝っぱらからそんなに頑張らなくても、と言う妻に、

 「生きてる証拠だよ。」

 と僕は答えた。







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Last updated  2009年08月10日 00時08分07秒
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