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名字だけ同じ秀島@ Re:アームストロング砲(02/21) 文中に薩長土肥の「肥」が肥後の佐賀藩と…
Motoji@ Re:ロンドン・オリンピックだからという訳ではないけれど・・・(08/04) 東大寺の戒壇院の四天王像 写真お借りし…
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ボッテガヴェネタ@ yssikrhkpdv@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…

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2009年08月31日
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 8月も終わりです。

 選挙も終わりました。

 「どっちもどっち」「目くそ鼻くそ」的な、

 さみしい・さもしい戦いでしたが。

 まあ、国民に雇われたコウムインたるわが身としては、

 心中複雑なものがありますが、

 とにもかくにも、

 私たちは、国民の皆様のために―――与えられた職務を全うするだけであります。

 今夜は、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番を聴きます。

 シェーンベルク編曲によるオーケストラ版もよいですが、

 僕はオリジナルの室内楽の響きが好きです。

 原曲が持つ雄大な世界は、ピアノ四重奏という小さな枠に収まりきれてないのは事実ですが、

 オーケストラ版では、大事なところが拡散してしまって、どうしてもイメージがぼやけるのです。

 この曲には、楽器を鳴らす演奏者一人一人の、心を打つ一音一音が必要なのです。

 しかし、この曲が持つ「憂鬱な美しさ」を「雄渾な力強さ」にまで引き上げた

 エミール・ギレリスとアマデウスSQの力量には感服します。

 漲るパワーと豊かな表現力は、並の管弦楽団をはるかに凌駕しています。

 この演奏に出会っていれば、シェーンベルクもオーケストラ版の作曲を思いとどまったかもしれません。

 青春の後悔を引きずりながら彷徨う第1楽章、

 夢遊病者のように揺れ動く第2楽章、

 第3楽章は、それでもなんとかゆっくりと歩いて行こうとする。

 しかし途中から一念発起して、優美かつシニカルな行進曲に転じ、

 そのまま一気呵成に悲劇へと突き進む第4楽章が全曲を締めくくる。

 これら4つの楽章を一瞬の隙もなく、

 躍動する生き物のように筋肉質に纏め上げた4人の音楽家たちには、

 本当に驚嘆する。
 
 100頭の灰色の馬が集まっても、1頭の白馬にはならない。

 凡人は100人集まっても、只の凡人の集まりに過ぎず、

 君子は1人であっても、なお君子である。

 民主党は衆議院で308議席取っても・・・?

 不安ですね。正直。(いっそのこと、「衆愚院」に改名したらどうか?)

 私は、この曲のように、この国の行く末を憂います。


 ちなみに、併録のバラードも絶品。

 グレン・グールドとはまた一味違ったリリシズムがあります。

 このような「名盤」にたまにでも出会えてしまうから、

 僕の「CD収集癖」は止められない。





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Last updated  2009年08月31日 23時36分08秒
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