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2009年10月31日
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 ラトルのブラームス全集で、ひとつだけ気になるところがあるとすれば、

 それは、第2交響曲第1楽章の終盤における、ホルン・ソロの扱い方だ。

 彼の第2交響曲の表現は、リズムが軽やかで、それがとても心地よいのだが、

 リズム重視のあまり、このホルン・ソロのフレーズを切りすぎで、

 急かすように前のめりで、咳き込むように聞こえてしまう。

 ここはやはり、牧歌のようにゆったりと、伸びやかで柔らかな音がほしい。

 しかも、力の入らないごくごく自然な、必然性のある表現の中で。

 その音を求めてCDの棚から取り出したのが、

 標題のヴァントの旧盤。

 大人の演奏である。

 この全集は、宮城谷昌光が第3番を秀演と評したことで有名であるが、

 他の3曲も極めて充実している。

 くだんのホルン・ソロも、これ以上なく素晴らしい。
 
 青空のもとで老いた羊飼いが吹くように、

 まっすぐに正直で、哀愁が漂い、しかも熟練の技がある。

 ブラームスの交響曲の中で、第2交響曲ほど奥深い表現が求められるものはないかもしれない。
 
 





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Last updated  2009年10月31日 22時33分51秒
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