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テーマ:好きなクラシック(2316)
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指揮は、オットー・クレンペラー。 フィルハーモニア管弦楽団との1963年(46年前・・・)の録音。 圧巻は、第4楽章のフィナーレ。 頑固一徹に貫いたドライなスローテンポが、 不思議な浮遊感を生み出しています。 それが見事にこの交響曲のツボにはまっていて、 あらかじめ意図されたものかはどうかはさておき、 訥弁のくせに雄弁で、 巨人が宇宙遊泳しているように重くて遅いけど、軽快な響き。 少なくとも、私が知るチャイコフスキーの演奏史の中では、 トップクラスに入る名演だと思います。 併録の4番、6番(悲愴)も同様に素晴らしく、 意外にもクレンペラーとチャイコフスキーは適性があったようです。 まあ、チャイコフスキーの交響曲は、見ようによってはマーラーのようなものですけど。 最近なぜかチャイコフスキーが懐かしい、ブラームスなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月11日 23時22分28秒
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