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2010年01月05日
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 クラウディオ・アバド&ベルリン・フィルのブラームス。

 『ハイドンの主題による変奏曲』

 『悲歌』

 そして

 『交響曲第4番ホ短調』。

 よい演奏、よい録音です。

 アバドがカラヤンの後を襲い、

 就任仕立ての初々しさが伝わってきます。

 昨年出たラトルの録音もよかったですけど、

 このころのベルリン・フィルの音は

 カラヤンの重厚さとアバドのフットワークを兼ね備えた

 独特の響きがあります。

 このホ短調の交響曲さえ、暗い音楽に流れず、

 むしろ祝祭的な感興があります。

 ブラームスの最晩年のホ短調。作品98。

 この交響曲は、歳を取るごとに深く味わうことができる、

 そんな曲だと思います。

 年々、この味わいを知り、噛み締めることができること、

 それができるということは、

 歳を取ることは、そんなには悪くないような気がします。

 僕も今年で35歳。

 今年は、この曲からはじめます。





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Last updated  2010年01月05日 23時25分57秒
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