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テーマ:好きなクラシック(2328)
カテゴリ:ヨハネス・ブラームスの音楽
歯医者さんによれば、 「ギリギリ神経抜かなくてもいいくらい」 とのことで、 親知らずなのにクレーターみたくボッコリ大きなを空けられてしまった。 軽く歯周病宣告も受けてしまい、 歯は大事だな~とつくづく思った次第。 今朝は、久しぶりに走った。 正月太りで余分なものが付き過ぎた身体は、 たまらなく重かったです。 走れる身体を得るのは難しく、 失うのは早い。 継続は力なり、と改めて思った次第。 僕がブラームスのチェロ・ソナタを知ったのはとても遅くて、 少なくとも30を過ぎてからだったと記憶している。 これ以上ないくらい、 暗い暗い、ネクラな曲です。 15分以上かかる重厚な第1楽章の再現部の手前では、 チェロの重低音とピアノの掛け合いの激しい反復によって表現される、 骨がきしむような苦しい葛藤がある。 (まるで旧式の二艘の軍船が、舳先を並べて叩き合いをしているよう。) この表現を得るには、チェロとピアノの掛け合いでなくて何でできよう。 ブラームスが手がけた最初の二重奏ソナタは、ヴァイオリンでなく このチェロ・ソナタだったことも興味深い。 第2楽章のメヌエットも、諧謔的でいかにもブラームスらしい。 この曲は、母の死などでブラームスが大変落ちこんでいた時期に作曲された曲らしく、 ブラームスのネクラ根性がストレート&マックスに出ていて、なかなかのツワモノ。 興味がある方は、ご賞味あれ。 ただし、取扱注意。 ロストロポーヴィチとゼルキンの重厚さもよいが、 最近出たマリオ・ブルネロは、かなり上手い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年01月31日 21時05分40秒
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