ベルリオーズ!
今日は役所で仕事しながらインバルのベルリオーズ集を聴いた。 というよりも、先週のうちに机の上にたまった決裁文書に目を通しながら、 買うだけでずっと聴く機会のなかったCDに耳を通した・・・と言うべきか。 午後いっぱいかかって、どちらも平行してじっくりやりました。 仕事はさておき、 何を隠そう、僕は昔からエクトル・ベルリオーズのファンなのです。 「幻想交響曲」だけでも、30枚くらい持っています(マジで)。 あの破天荒さが好きなのです。 僕がちょっと大人になって、ブラームスを知るまでは、神様みたいな存在でした。 このボックス・セットには、 「幻想交響曲」 「イタリアのハロルド」(ヴィオラ付き交響曲) 「ロメオとジュリエット」(劇的交響曲) 「ファウストの劫罰」 「死者のための大ミサ(レクイエム)」 「テ・デウム」 「キリストの幼時」 が入っています。 どれも高水準で、落ち着いて聴ける大人の演奏ですね。 しかし、久し振りに聞きましたよ、「幻想交響曲」。 理由あって、しばらく封印してたのです。 よいですね、「幻想」。 若いころと違って、ある程度距離を置いて聴くことができるようになりましたが、 それでもこの曲は僕にとって永遠の名曲です。 ある情念の結晶のようなものです。 このCDには入っていませんが、 「葬送と勝利の大交響曲」なんかもいいですねぇ。 あと、「ローマの謝肉祭」もコンサートには欠かせません。 最も激しく、最も自由に、最も芸術家らしく、最も思うがままに生きた エクトル・ベルリオーズは、 僕の憧れる生き方の、一つの典型なのかもしれません。 さて、来週もがんばろうっと。