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カテゴリ:想うこと
そのとき私はイケメンくんに手紙を書いていた。
以前よく手紙を書くという話をしたときに、プラスになりそうな顔をしていたから。 手紙で、先日の件を謝ろうと思った。 もちろん住所なんて知りません。 でも、そこに送ればイケメンくんの元に届くのはわかってる。 ああ…初めて社内が役に立った。 その日私は携帯を忘れてしまって、帰社時間になってまっすぐ家に帰った。 すると…ちょうど私がイケメンくんに手紙を書いていた時間、 イケメンくんからメールが届いていた。 風景写真が添付されていて、この写真の題名は何でしょう?という内容。 とっても綺麗な秋の空と、大都会が調和されている写真だった。 当たったら何かくれるらしい…考えたけどはずれ。 ヒントくれたけどはずれ。 するとイケメンくんは大ヒントをくれた。 そして私は正解した。 イケメンくんはそれでも何かくれるという。 だから私はお願いしてみた。 また以前みたいにイケメンくんと遊びたいです。って。 その返事は…軽やかにスルーされ、 せかちゅうです!一緒に泣きますか!と返ってきた… お返事はスルーですか(T_T)と返したけど、返事はなかった。 せかちゅうを見て、純粋な恋愛に私はぽろぽろ泣いた。 学生時代に学生らしい恋愛ができなかったからすごくうらやましかったし、 亜紀のストレートな気持ちの伝え方に尊敬した。 あんなにまっすぐに生きられたらと思った。 森山くんと大沢たかおが似すぎててすごいなあと思いながら、 こんな愛され方をしたいと思ったし、切ないと思った。 彼を思い出した。 入院した彼を見舞うときの気持ちを思い出した。 つらかったあの頃。 彼は彼なりにつらかっただろうけど、見舞うほうのつらさを思い出した。 何もしてあげられないもどかしさ、悔しさ、悲しさ… 縁起でもないけど、彼がもしも運悪くあのまま復活しなかったら、 私もきっと朔と同じ想いを持ち続けただろうと思う。 だから、助かってくれてよかった。生きていてくれてよかった。 彼が生きているから、離れても私は今も元気に生きていられる。 せかちゅうが終わった瞬間に、電話が鳴った。 友達から、恋の相談だった。ポロポロと落ちる涙を拭きながら話を聞いた。 お金で愛は計れないけどね…現実問題切実だよね… でも、今は普通に答えられないや。 お互いが元気で想い合っていればいいじゃないって思ってしまう。 1時間ほど話して、イケメンくんからまったく音沙汰がないことに気づく。 私は地雷を踏んでしまったんだろうか… 手紙とメール、タイミング悪いなあ… 翌朝、仕事のメールきたけど…いつもどおり。 賞品は結局もらえないんだろうか…そして手紙はいつ届くのかな。 手紙の想いもスルーされてしまうんだろうか… と思ったら仕事メールの前に携帯にメールがきてた。 せかちゅう見た直後に寝てしまったらしい… またお酒飲んでたのか…しっかりしてくださいよ~… でも相変わらず賞品についてはスルー… もう以前みたいには無理なのかな… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/30 11:12:46 AM
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