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カテゴリ:宝塚
ロマンスドパリのヴァンサンがあまりにもかっこよくて、
名古屋まで追いかけた。 こんなハッピーエンドもあるか。 という台詞が印象的だった。 大人の恋ってこういうこともあるのか… と、当時の私は思ったものです。 2人のデートのシーンが本当に好きで、 ヴァンサンの周りをくるくる回る楽しそうなナディアが可愛くて、 このトップコンビが大好きだと思った。 それからのコムちゃんは、いろんな役になった。 それとともに、いつの間にか丸かった可愛い顔が、 頬がこけてすっかり大人びた顔になってしまっていた。 私は、コムちゃんをクールだと思っていた。 たまに見せる人懐っこい笑顔は健在だったけど、 トップとしての重圧を背負った人という印象が強かった。 挨拶のコムちゃん節は大好きだった。 そんなコムちゃんの涙に、私は心を強く撃たれた。 アルバトロスの千秋楽でのことだった。 頑なまでに表に出るときはガードしてると思ってた。 心も表情も、きっと自宅以外にくつろげる場所はないんじゃないかと思うくらい 徹底していた人だと思ったから。 楽の涙を見て、退団発表をしてちょっと肩の荷が下りたのかと… そう思うと嬉しくて、組子に囲まれて、泣きながらも笑顔のコムちゃんを見れて なんだかすごく嬉しくて幸せな気持ちになったんだ。 コムちゃんのトップ就任当時、それは大変だった頃を思い出す。 そういう想いが、「タランテラ」を見ていると溢れてくる。 コムちゃんが銀橋で組子をみつめる背中。 いつのまにかこんなに大きなトップになって、そして去っていく。 千秋楽まであと10日。 私はあと1回の観劇を残すのみ。 悔いのないように、朝海ひかるが築きあげてきた雪組を観てこようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/12/15 01:49:41 PM
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