泣けるときに泣いておこう。
泣けるときに泣いておこう。そう思って、今日もトコトコと観劇しに行った。 行ける時に行っておけば後悔もないし。さすがに2度目だからそうそう演出にはだまされないぞと思ったけど、それでも泣けた。卒業っていうのは、慣れないもので。 人は、別れというものに免疫はつかないのかな。送られる人が『私がここにいたことを忘れないで』と歌い、送る人が『私たちと踊ったことを忘れないで』と歌う。人の別れの、素直な気持ちだと思う。『忘れないで』って、高らかと歌うその人たちの声が心に響いてくるんだ。芝居とショーと合わせて大体2時間30分くらいの公演で、今回は芝居1本の作品で、ショーはおまけ程度にあるだけなんだけど、わたしはそのショーだけのためにお金を払ってもいいと思うほどに感動させられた。本当に最後の日、この人たちはどんな想いで歌うのだろう…想像しただけで胸が痛む。あのシーンを思い出すだけで、また泣けちゃいそうだ。でも、それは決して弱くなってるからじゃない。共感。感動。感銘。プラスにつながる涙だから。 だから、惜しまずに流そう。心ゆくままに。 泣いてしまおう。