サクラクレパス本社ビル内の「サクラアートミュージアム」(大阪市中央区森之宮中央1、TEL 06-6910-8826)で現在、「クレパス画収蔵作品展~近代巨匠が描いたクレパス画~」が開催されている。
クレパスは、パステルの発色の良さとクレヨンの定着性を生かして同社が世界で初めて研究開発し、洋画材として唯一日本から世界に送り出した。戦後の貧しい時代には、多くの画家たちを同社が支援してきたという背景や歴史があることから、あらゆる著名な作家がクレパスで描いた作品を同社に提供してきた。同展は同社で収蔵している作品の一部を展示するもの。
「今回は、大正から昭和にかけて活躍した作家のものを中心に24点を展示。 日本画壇における主要な人物の作品はほとんど網羅している。 今となっては珍しいコレクションもあり、密かなファンが多い」と同館学芸員・主任の清水靖子さん。毎年1~3月、クレパス画収蔵作品展を開催しており、「ほかでは見られない作品がある」とリピーターも多いという。
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