イチゴショートの日記

桜井よもっと走れ！阪神・真弓監督が指令

走るトラを見せたる！　阪神・真弓明信監督（５５）が１３日、桜井広大外野手（２５）に、１５日のヤクルトとの練習試合（浦添）での激走を命じた。

１１日の日本ハム戦（宜野座）ではダルビッシュ有投手（２２）から先制の口火を切る中前打。だが打つだけではダメ。直後に見せたエンドランのように、機動力野球のシンボルになることを期待した。

二塁を蹴って三塁を陥れた場面を思いだすと、口元がほころんだ。１１日の日本ハム戦。２－５の黒星スタートにも収穫があった。もっと走れ！　真弓監督が、１５日のヤクルト戦を前に激走の大号令。指名を受けたのは桜井だった。

　「そういうふう（足が遅い）に見られているけど、意外に速いんだよ。（桜井が走れば）『何かをしてくる』と相手は考える。そうなれば、有利に打席に入ることができる。イメージを変える？　そういうことです」

１１日の練習試合では二回一死一塁。中前打で出塁し、続く坂の１球目でスタートを切り、右前打の間に三塁へ。「１ヒットで２つ（塁を）進むようなスキを突く走塁が必要。タイミングを見計らって、どんどんいってほしい」。打撃も足も使える。相手に与える警戒感が増す。指揮官が目指す野球だ。

将から命を受けた男は９日に続いて休日返上。宜野座Ｄで約３０分、マシン打撃で汗を流した。「そこ（１５日）でしっかり打って、アピールしたいです。やるしかないですから」。開幕右翼はメンチで決定。しかしチャンスはある。バットと躍動感がニュー阪神の証しとなる。