金本アニキが決めた！

満身創痍の延長１０回決勝打...阪神

巨人０-１阪神＝延長１０回＝（１９日・東京ドーム）逆境になるほど、力を見せつける。だから、この男はすごい。０-０のまま迎えた延長１０回。決めたのは、満身創痍（そうい）金本アニキだった

２死三塁でマウンド上はクルーン。外角寄りの１５６キロ速球をシャープにとらえると、打球は右中間へ伸びた「（外野を）抜けて、やっと（点が）入ったと思ったと勝てたのが一番」とアニキ

　前日（１８日）の６回１死、一塁走者の時にブラゼルの打球が右ふくらはぎを直撃した。試合後、宿舎では内出血する患部を氷で冷やし続けた。この日も第１打席で右手甲に死球。それでも、周囲の不安と心配を会心の一打で吹き飛ばした。「ブラゼルの打球の影響？　あるでしょう。あんなの受けて、ないはずない。集中力でしょう」と、真弓監督も舌を巻いた。

　チャンスで打席が回れば、頼れるのはやはり金本アニキのバットだ

　数々の負傷と闘いながら、阪神の４番に座って通算８００試合。

地鳴りのような大歓声を受けた４１歳

矢野っちも戻ってきたし、巻き返しや～