「マライアおばさん」
宮崎映画の最新作、『ハウルの動く城』の原作者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの本です。 正月前に実家から「あんた好きそうだから」の一言で母が送ってきたんですが、今まで読む機会がなく寝かせておりました。 が、昨日、一気に読破してしまいました。 今ちょっとした問題を人間関係に抱えてまして、自分が抱いたネガティブな感情をどうやって相手に伝えるか<それも相手を傷つけないような言い方で>に苦心しているところだったりします・・・。 ネガティブな感情って、扱いが難しいです。 私はどちらかというと、ネガティブな感情を自分の中に溜め込む性質だったりします。あえて持ってることに目をつぶって、いい方向を見ようとすることの方が多いかな? もしくは、そんなものあった?と思っちゃう。 ・・・これがけっこう、厄介だったりします。 その部分が根本的に解決してないと、次のステップに進もうとしてもコケるし、次に進めても安定しないんですよね・・・。 生まれてこの方、この件に関してはずっとコケっぱなしなので、なんともいえないんですが。 「マライアおばさん」はその、ネガティブな感情、「悪意」にまつわるお話。 タイトルに出てくる「マライアおばさん」は、主人公ミグの、父方の義理の大おばさま。 一見上品でかわいらしいおばあちゃまなんですが、言葉と態度で相手を操ることに優れたお方。 おばさんのその外見に隠れた本性を見抜いているミグは、このおばさんが大ッ嫌い。 イースターにおばさんの介護をしにお父さんの田舎へ出かけるミグは、そこでとんでもない経験をします。 その辺りは本の中で読んでもらうとして。 ・・・こんなおばさんには、なりたくないかも・・・。