「エマ」三昧。
今月の新刊で買ったのは3冊。 「エマ」の5巻と小説版、それから「レディヴィクトリアン」。 現実味で行けば、「エマ」の方がドキドキしますね。 絵の情報量が圧倒的に多いし、静かな間が好き。 自分自身がエマの心境がわかるのと同時に、大人の立場でちゃんと視点ができている自分自身にほっとしたりして。 エマの気持ちはよ~くわかります。 地味で真面目でしっかりした人ほど、恋には免疫がなくてあっと驚くような展開を招いてしまったり、大胆な行動を起こしてしまうのは本当です。 普段抑えている分、どこかで掛け金が外れてしまうとがらっと人も変わってしまうんですね・・・。 私自身も性格的にエマに似たタイプでして・・・(笑) 真面目で堅物で通ってたのに、恋するとがらっと人が変わってしまって、家族にも退かれてしまった過去があります。 主人と付き合ってたときがちょうどそうでした。 原作と小説だと、やっぱり原作の方が好きかな・・・。 久美沙織さんの流麗で饒舌な文章だと、ちょっとキャラクターが変わりますから。 厳格なケリー先生もしっかり中流の、当時としてはサバけた印象のおばさん先生になっちゃうし、エマもちょっぴり性格が変わります。原作では寡黙で語らない分、慎み深くメイドらしからぬ上品さが際立つんですけれども、小説版では働きもので明るいメイドらしいメイド、好奇心も向上心も旺盛でがんばりやな娘、それに優等生的な性格が加わったかなという印象を持ちました。 そして・・・なんでこーなるんだ?と思ったのはハキム殿下でしょうね。 小説版では大暴走してます、ハキム殿下。 インドの王子さまなのにウィリアムと話すときはすごい言葉遣いで話すわ、ヨガはするわ、ミューディーズでカーマスートラを所望するわ・・・