続き。
先ほどから続いてます。会場は三カ所あって、カレルチャペックの製品を展示しているギャラリーと、原画と書籍、限定グッズを展示販売しているカフェ兼ギャラリー、布もの作品を展示しているギャラリー。二時間程の間に三カ所全部回りましたが、そこでスゴイ光景を目にしました。先ほど書いたのは原画展示のカフェでの事で、グッズだの紅茶だの布だのの会計を全てここでするんですね。 自分の食べたもの、買ったものの会計をする間に二点原画のお買い上げが。いずれもけっこうなお値であります。お買い上げの主はいずれもお金のありそうな奥さま・お嬢さま。ギャラリーで絵が、原画が売れていくところを見たのは初めてでした・・・。絵画が財産的付加価値を持つ瞬間に立ち合った訳です。詩子先生ではなく、あえて詩子さんと私が呼んでいるのは、プロダクトデザイナーで職人で紅茶屋さんだと考えてたから。でも今日、本人にお会いして、芸術家なんだなぁと実感。ウィリアム・モリスや本阿弥光悦の系統の。あるいは中原淳一や竹久夢二のような。 多分、彼らと並ぶ作家として名を残す女性としては初めての人になるような気がします。