親子でアリス。
どうも、麗月です。
最近親子して楽しんでる本に『不思議の国のアリス』があります。
角川の版で訳は河合祥一郎氏。
娘には角川つばさ文庫版を図書館で借り、私は角川文庫版。音韻にこだわった訳で選んだらこのチョイスに。(実は新潮文庫のかなり古い版のも手持ちにあるのですが、非常に解りにくい…。『鏡の国のアリス』もね)つばさ文庫版は絵や中の仕掛けも子どもウケする作り。(かわいいアリスとキャラ探しが出来る「ウォーリーをさがせ!」や「ミッケ!」的な仕様のポスターやカバーがついてます)角川文庫版の後には作中に登場する歌の楽譜も。オリジナルのジョン・テニエルの絵が苦手で壁になってる人にはつばさ文庫版がオススメ。<母としては非常に困る作者(ルイス・キャロル)の下心入りだけどね…。
普段から音楽と韻文の面白いのが好きな娘は良く食いついてます。「ウィリアムじいさん、年だよ」とか「きらきら、こうもり」、「小さなかわいい…(アリスが間違えたワニさん版)」に耳集中。そこだけ読んで面白がるたいへん小学生低学年的楽しみ方ですが、そこから拡げてお話を楽しんでもらえたらいいかな?と。「きらきら、こうもり」は『キラキラ星』のメロディで歌ってます。
学校で暗唱とか、クラスの子と自分を比べるアリスの様子は娘も自分の様子とシンクロするようです。
何より、自分と似たり寄ったりの年頃の女の子が主人公で、その不条理さに色々とツッコミを入れながら読んでます。百年以上前のイギリスの女の子と21世紀の日本の女の子が出会ってもおしゃべりは楽しいようです。