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音楽と子ども向け。

立て続けにネタにしたバレエ『ドラゴンクエスト』と『オフ・オフ・マザー・グース』は意外な事に１９９５年の同い年生まれ。…今はもう定番のアニメ系ミュージカルが盛んになりだしたのも実はこの頃。当時は主に子ども連れを劇場に引っ張り込む戦略だったのにすっかり定着して作品もジャンルも豊富になりました。共通するのは大人が真剣に作ってる遊び心たっぷりの作品だと言う事。どちらも大人だからこそわかる機敏も詰め込んで、親子で楽しめる作品になってます。子どもは単に子ども向けより大人がハマってる作品に興味持つようです。でも大人が夢中になりすぎるとダメで、子どもが入り込める余地も必要。二人していい匙かげんでハマれるのがいい。『お仕事』で『儲けてナンボ』では…コケます。「この作品・この話が好き、だから板に乗せたい！」それを本気でやった人の勝ち。最近は大人子ども問わずその辺り敏感になってます。どこまでやるかは予算もあるでしょうが、本気で仕事して頂きたいです。

2011年08月30日

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オフ・オフ・マザー・グース。

どうも、麗月です。今買うかどうか迷ってるＣＤが一枚ありまして…そのタイトルが今日のお題。山田詩子さんが大阪初の個展を開かれた時に会場となったギャラリーのＢＧＭとなっていたアルバム。和田誠さん訳のマザーグースを６０曲みんな違う人が歌ってるのでした。その顔ぶれがまたスゴイのスゴクないの…幅広い世代のさまざまな著名人が歌ってます。黒柳徹子さんや忌野清志郎さん、天池総子さん、Ｃ・Ｗ・ニコルさん、真田宏之さん高泉淳子さんなどなど。その時は欲しくても絶版で手に入らなかったんですが再版されたらしく、ネット上の書店やＣＤショップで販売されてました。…本はカレルチャペックのカタログのプレゼントで頂いた文庫を持ってますがユニークでユーモラスな訳。それを曲をつけて歌い上げたもので聞いてるだけでとても愉快。黒柳徹子さんや天池総子さんに引っ掛かるヲタ系の私ですが、訳の素晴らしさもちろん、歌手の皆さんのパフォーマンスが楽しくて子どもと一緒に聞きたかったのでした。濃い一枚です！いろんな意味で。

2011年08月30日

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ドラクエ鑑賞。

　どうも、麗月です。　動画のダイジェスト版にあきたらず、バレエ版ドラクエのDVDを購入してしまいました。　you tubeの画像では見えない所も大きな画面でじっくり見たいと思ったから。ある意味私には禁断のブツですが購入に至りました。　通しで見て思ったのですがこれは色々な意味で日本ならではの創作バレエだなぁ…と。　カッチリした古典バレエの型式をしてはいますが海外のバレエにはいないタイプの人物が何人か登場します。　例えば女戦士。パーティの男女比を考えての事でしょうがドラクエというゲームを考えた時、「踊り子」と言うジョブもあるのだからそちらを選択しても良かったのに「女戦士」です。見せ場の兼ね合いやキャラが姫とかぶらないようにとの配慮でしょうけれどね。あと「武器商人」ね。彼ほど笑いの取れるキャラクターは日本のバレエでは類を見ない。ダンサーの方もハマり役だし。　クラシックバレエの全幕もののお約束もちゃんと入ってます。ギャグキャラクター（武器商人、酒場のおかみ）は男性ダンサーとか、エンディングは結婚あるいは婚約でめでたしめでたしとかね。特筆すべきは「男のバレエ」でなおかつ「笑いがある」ってとこかも。　バレエ自体、男女比がまだまだ女性が多い世界なのに男性の見せ場がメインでしっかりある。小さな男の子にバレエを習いたいと言わせるきっかけにはなると思う。特典映像で演出を担当した鈴木稔氏のインタビューに「初演から男の子が全幕厭きずに席を立たずに見てくれた」てのがありましたが、少年に全幕もの古典バレエと言うのはある意味拷問です。女の子ばっかりで女の子好みのお姫様と王子様、妖精や魔法使いのいるおとぎ話の世界。大抵は退屈して途中でロビーに出てしまう。うちの弟もそういや私の発表会の時は居場所がなくて座席を立ってました。(笑)で、「笑い」ですね。大抵、日本のは創作と言うと「悲劇」なんです。悲劇でなくても悲しみが伴うシーンが多いかな？その上難解。そんな中で登場するだけで笑いが起こるキャラが登場するバレエって…スゴイなぁと思う訳です。確かに悲劇（天空の聖母の死、白の勇者と黒の勇者の生い立ち、伝説の勇者の死）でもあるんですがそれを乗り越えて生きていく力強さを感じる。バレエの作品としては珍しい、一般人向けの間口が広くて敷居の低いエンターテイメントだと思います。

2011年08月21日

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鹿に引かれて大仏詣。（その２）

大仏殿は『春日さん』の中では春日さんのお宿のオーナーさんのおうちです。だから娘は大仏さまの事を「オーナーさん」と呼ぶ事があります。弥勒菩薩は「みろくちゃん」、興福寺の阿修羅像は「あしゅらちゃん」、観音像は「あすかべさん」です。　デフォルメされたとは言え、ちゃんとキャラが紹介されてまして、衆生済度の為に仏の教えを説く事を『ボランティア活動』なんて言い方をします。だけどオチには『聖★おにいさん』ほどのパンチ力はなく、しみじみほんわりとくるのでした。娘はその世界に惹かれて夏休みの行楽先に奈良を選んだようでした。鹿に驚き、大仏様の大きさや金色に輝く背光に興奮し、びんずるさんを撫でておばあちゃんの病気が少しでも軽くなるようにとお祈り。一方で楽器コレクションをひとつ増やし（東大寺の売店で横笛を一本買いました）おみくじを引き、二人でペットボトルのドリンクをがぶ飲み（この日はむちゃくちゃ暑かったので二人で５００ミリリットル計８本）。帰りはＪＲ奈良駅前のライスバーガーのお店でおもちのホットドッグを二本平らげて帰宅。途中でアイスやかき氷など食べ歩きになってしまいましたが、それなりに楽しかったようです。

2011年08月14日

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鹿に引かれて大仏詣。

どうも、麗月です。お盆休みは仕事の都合で取れなかったのでこの週末の週休で子どもと出かけました。行った先は奈良。娘が「奈良に行きたい！」と言ったきっかけのひとつは、さえきまなさんのマンガ『奈良のお宿の春日さん』。最初は私が携帯マンガで読んでたのですがあんまりかわいいので娘も読みたいと言い出し、本を買いました。マイペースで天然な子鹿の春日さんがナントゲストハウスという奈良のお宿で働くお話。作中のかわいくデフォルメされた大仏さまや弥勒菩薩、阿修羅像を見て、また行ってみたいと言っていたのでした。ちなみに娘の奈良行きは三回目。赤ん坊の頃に家族で一度、もの心ついてから母方の祖父と一度いってます。おじいちゃんと行った時に鹿せんべいをあげるの失敗したのでリベンジしたかったのと人が多くてくぐれなかった「柱くぐり」に行きたかったんです。いつもと反対方向の電車に乗って近鉄奈良駅で下車。駅から地下道を通って地上に出る時に娘がポソっと一言「バイバイ、クーラー…」それがあんまりかわいくてツボで思わず大笑いしてしまいました。マンガにも登場の駅前の行基さまに手を合わせ、てくてく歩いて奈良公園へ。まずは入口近くの売店で鹿せんべいを購入。娘が奈良に行きたいと言ったきっかけその１です。公園入口近くの売店にいる鹿は身体の大きなガッツキ屋が多いのか、モタモタした私たちが悪いのか、二つの鹿せんべいは帯封を切る前に大きな牡鹿たちの口に。おまけに私は背後から二回ほどかまれました。その様子に娘は引きつりながらも「あれ、春日さんの兄ちゃんたちやんな？」（冒頭で春日さんは大きな鹿たちから拾った鹿せんべいを取られてしまうので）　春日さんのような小さくて可愛らしい鹿たちは東大寺大仏殿付近の木陰や水際に群で涼んでいたので最初の方で鹿せんべいを買ったのを後から後悔しました。大仏殿では娘の目的その２、大仏殿名物の『柱くぐり』が待ってました。関西では別名『大仏さんの鼻の穴』とも言うこの穴はくぐると厄除になるとか。遥か昔、学校の遠足で来た時以来です。が、娘は柱の穴をサイズアウトで潜れませんでした…。やっぱりダイエット必要だわ、親子とも。(汗) （以下続く）

2011年08月14日

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