ST&RS。
どうも、麗月です。
弟が買ってきた『ST&RS』一巻目読了。低学年にも安心して読ませられる正統派マンガ。
少女マンガは最近、親がチェックしないとダメなアブナイのがホントに多くて、大人が読んでいいよと言う作品しか読ませてません。そうなるとどうしても高学年向けになってしまうところへドンと現れた『ST&RS』…ホントに久しぶりに正統派の児童マンガをジャンプで見た気がする…。
けど、いくつか問題が…。
このマンガを面白いから早く続きを読みたいと思う子はかなり本を読む子のはず。そしてそれなりに知識もある子…のはず。あるいはある程度マンガの読める大人か。
と、いうのも物語の展開が他の作品に比べて地味で、昔のジュブナイル的な雰囲気すらある。ジャンプに限らず少年誌全般で見ても昔なつかしの新谷かおる作『パスカルシティ』あるいは石渡治の『パスポート・ブルー』以来じゃなかろか。宇宙が舞台のマンガは日本では宇宙ブームの度に出てる気がするんだけど…大人向けの『アストロノウツ』や『宇宙兄弟』は言うに及ばず、少女マンガで宇宙飛行士が出てくるのは竹宮惠子の『私を月まで連れてって』から川原泉の『イエロームーン・バナナムーン』『宇宙の食欲魔人』くらいしか知らない。あ、映画原作のセーラームーンがあったか!(ゲストキャラが宇宙飛行士)少女マンガは例え理系出身の作者でもファンタジー的な要素だったり単なる添えものにしかならない場合がほとんどで「職業」として捉えた場合は少年マンガの方がリアル。宇宙マンガは何かしら宇宙に関する業績が出てくる度に出てくるんだけど、面白いと思う子はたぶん少数派なんだろうなぁと察するがいかがなものか。
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