バレエとファンタジー。
どうも、麗月です。 先日、ひさびさにブログ更新したらアクセス数がエライ数字でびっくりしました。 珍しく二度アップしたせいかもしれないんですが。 さて。 最近買ってる児童書には、バレエ関連とファンタジー関連というタグを着けられることに気づきました。書いてる作家さんで本買ってます。 深沢美潮さんと・・・今度は別の出版社でひかわ玲子さん。 ひかわさんは『エフェラ&ジリオラ』シリーズや『魔法のお店』で知った作家さんです。 最近おっかけてなかったのですが、久しぶりに読みました。 何を読んだかと申しますと、『くるみ割り人形/白鳥の湖』(集英社みらい文庫)。 児童向け読み物の中ではバレエやオペラのあらすじというのは結構手堅いジャンルで、ずいぶん昔から存在してました。私の子どもの頃にもありました。バレエの入門書にざっと流して書いてあるか、お話を読み物としてまとめたものかのどちらかのパターンで、今回のは後者。 従来のものはどちらかと言えば、古典名作集の趣で格調高く文学的にあらすじを紹介したものでした。ひかわさんのこの本は読むと舞台での物語展開と重なって楽しめるようになってます。何度か舞台を見たり、DVDを読んだことのある方ならうなづく描写がそこここにあり、とても楽しめました。ディベスティルマンやみどころまでがお話に織り込んであるバレエ物語ってとっても画期的。作者もそれを狙って書いたとあったので狙いは成功していると思います。今バレエをやってる子が読む、あるいはバレエを見に行く前にあらすじを頭に入れていくにはちょうど良い一冊ではないかと思いました。