いきなり中国文学にハマる。
どうも、麗月です。 まずはなかなか更新できないことのお詫びを。 ええ、そりゃあ忙しいんですのよ、今。 仕事の中身が今までと少し変わったので残業が増えました。 そんなわけでうちに帰ってからネット見る暇もないので、現在スマホデビューを画策してます。 最近になってかろうじて寄り道できたのは・・・勤め先付近の商店街と、いつものお茶買いに阪急本店のカレルチャペック。職場近辺の商店街にある二軒の本屋さんでは既に顔なじみでございます。ストレス発散に本ばっかり買うんじゃない、と自分で自分にツッコミです。 阪急では・・・子供服売り場デビューです。カレルのある7階から上に初めて行きました。 娘の服選びの参考に冷やかしに行きましたが・・・全く違う世界をみるような感じ。 一度、娘を連れてった方がよさそう。 毎度行く度に思うのですが、阪急はホント、異世界ですね~。 巨大な電気仕掛けのぬいぐるみ(名門幼稚園の卒園記念品て感じ・・・)からさまざまな商品が置かれてまして、ユニークなものも一杯あります。 この辺りはあまり縁のない世界ですけれどね。 本屋さんでは子どもの本を優先させるようになってしまったので、大人の本を買うのは最近ちょっと控えめ、図書館のお世話になってます。 話は変わりますが現在、関西には『封神演義』のテレビドラマを流している局がありまして、それが元で原作を借りてきました。講談社文庫 安能務訳の『封神演義』。 いや~、これが意外とハマりまして。 殷周易姓革命に天界・仙界・仏界の大規模なリストラを絡め、その戦いの戦死者たちが中国民間信仰の神々に封じられるまでを描いた大スペクタクル。登場人物がユニークすぎて、かつて週刊少年誌でマンガ版が人気作家によって連載されてたのもうなずけます。 ちなみに私のお気に入りは黄家の四公子(四人の若様の意・・・16歳を頭に末っ子の天祥は6歳)とナタク(三年半も母の胎内にいて、いたずらが過ぎて一端自死、蓮でできた肉体を持ついわば少年サイボーグ)、黒点虎(仙術をマスターした虎)もね。 漢文調なんだけれど読み込んでくると味が出てきてハマってしまいました。安能版はどこか昔の大衆小説を読んでるようなノリがあります。読みやすいのはポプラ社版ですね。 ついでに『水滸伝』も借りました。岩波少年文庫版です。 初めて読んだんですが、宋江ってそんなにイイ男かなぁ? 非常に都合のいい、サラリーマン小説を読んでる気分になりました。 平とか係長クラスから人の縁と謀略めぐらせて大出世、ついには国会議員に・・・ってイメージです。でもちょっと勘弁してほしい描写もありまして・・・。 やっぱり自分は生粋の日本人です。食生活の描写でそれを自覚しました・・・。 『西遊記』にしてもそうなんですけれども、男の子だったら燃える内容が中国の古典にはあります。 『封神演義』だと仙人たちの開発した宝貝や戦闘シーン、水滸伝なら槍や棒、泳法による戦闘シーンと男同士の友情。なんだか少年漫画の原点を見た気がしました。