過去の自分との再会。
どうも、ご無沙汰してます。 麗月です。 先日、母がフリマでアナログのレコードプレーヤーを買ってきました。 三十年以上も前に録音された私のピアノ演奏を娘に聞かせるためです。 ビデオもない時代、なんと!オリジナルのレコードなるものをピアノの発表会の時に記念で作っていたのでした。昭和の景気のよい頃とはいえ、けっこう張り込んだことをしてくれていたんだなぁ・・・とちょっとシミジミ。小学校に入った夏の演奏です。 とはいえ、その音はといいますと・・・はっきり言って、下手。 小学校の教科書から一曲、先生が簡単に編曲したものと、練習曲集に載っていた曲と。 新井素子の『グリーン・レクイエム』の冒頭じゃないけれど、つっかえつっかえの演奏で。 ・・・こんな音出してたんだなぁ・・・と。当時の事ってそんなに覚えてないのですが。 唯一、記念写真が残ってまして、それ見ると軒並み近所の同年代の女の子が写っていたのでこぞって子どもに習わせていたんだなということがわかるくらいです。 (当時は家にピアノってある意味ステイタスだったし) そのプレーヤーは母に自宅から発掘されたこれまた年代もののレコードを再生するために娘が使ってます。中身はサラサーテやベートーベンやクライスラーのヴァイオリンだったりとか「むせび泣くトランペット」というタイトルのブルース集、タンゴだとか。CDや携帯でお気軽再生可能な音楽になれた娘には独特の厚みのある音はちょっと新鮮な模様。