正義のあり方。
どうも、麗月です。 『機界戦隊ゼンカイジャー』終わりましたね。毎週カッ飛んだテンションで見てる大人はネットで盛り上がってたけれど、子どもはどうだったんだろう?と思ってました。 どうしてかと言うと、職場で戦隊ものが話題に上がらなかったから。 実はいまの職場はこれらの番組の視聴対象の子どもたちに近いところだったりします。 仮面ライダーはグッズ持ってたり服着てたりするけれど、戦隊ものは少し小さな子どもたちに人気なのかな?という感じ。『戦隊』の図鑑が出てますけれど、あれも盛り上がるのは大人ですしね…。 集団で大きな敵に立ち向かうより、ライダー的な個人が協力しながら大きな敵に立ち向かう。個人の葛藤も抱えながら…という感じの方が子どもたちも受け入れやすいのかな?と。 キャラクターが単純な集団ものについては『プリキュア』シリーズがあって、チームに男の子がいて、多様性を認めた作りをしてる。今の子にとってはこちらの方が受け入れやすいのかな?と感じます。 30年前、セーラームーン全盛の頃にやはり当時の職場で、「セーラームーンはなぁ、男やねんで!」 と叫んでた保育園児を見かけた事がありました。当時の感覚としては戦いごっこは男の子のものだったのが、いまは男女差はあまりないみたいです。ただし、なりきりはキャラクターで、戦いは見えない敵と(ごっこ遊びで敵役を演じるのは親しい大人で、友達を敵役設定しない)とか昔とは遊び方が変わってきています。 後、特徴的なのは人前で人を落として笑う子がいなくなったかな。それをやり出すのは思春期手前の少し大きくなった子たち。笑いネタが大人の態度や生活の中での『あるある』とか『ダジャレ』、あるいはもっと幼い子は下ネタ(性的なのではなく『おしりたんてい』や『おしりかじり虫』的な方)だったりします。 親御さんの価値観も影響してます。 テレビ見るよりネット接続のオンデマンドで深夜に放送してるはずのアニメとか親御さんがかつて夢中だった作品の配信とか見てますから。うちの子が小学生の時よりその違いは大きいけれど、それが許容されてるかも。 ネットでも「来年の戦隊があるかどうかわからない」と公式側が言ってますけれども、お約束より何より制作側での正義に対する価値観のアップデートが必要なんじゃないかなと思ってます。現場でなくても上の人間がセクハラやパワハラするって矛盾してると思うので。子どもはそういうところ、意外と敏感なので。