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仕事で嫌な事があったのと、いつも帰りが一緒の後輩が休みだったので仕事帰りに思い切って途中下車。
前々から行ってみたかったケーキ屋さんと教会に寄ってみる。 今の仕事のきっかけになった前の職場もカトリックの教会が近くにあり、信徒ではないけれども仕事の帰り、特に今日みたいにお客さまへの応対で失敗した日にはよく立ち寄った。 「お客様は神様です」とは言うものの、こちらも人間。 無限の優しさをいつも相手に差し出せる訳でもない。 だからそんな時はマリアさまに会いに行く。 自分では無限に優しくなんて多分無理と解ってるからこそ、その母性と優しさにふれたくて。 お目当てはそれだけじゃない。 英国人パティシェが経営しているケーキ屋さんがそのすぐ側にあるのだ。 スコーンにショートブレッド、メイズオブオナー他、英国好きなら一度は聞いた事のあるお菓子がお手頃な値段で並ぶ。 初めて降りた駅で道に迷ったけれども、携帯のナビ機能で何とか乗りきった。 予算の関係でメイズオブオナーを一個だけ買って近くの公園でモソモソ食べ、聖マリア大聖堂へ。 すでに午後6時をまわっていたので建物の中には入らなかったけれども、細川ガラシャ像ともう一人著名なキリシタンの像が狛犬のように建物の両端に配置されていたのにはカトリックと言えどもデザインの土着化は免れないのねと妙な感慨に耽ってしまった。 建物の入口のすぐ上には、廿一の星を率いた天の女王たる聖母マリア像。 なぜかド・フリースのイメージ・シンボル事典など読み耽ってた事があるので絵画のワンシーンが何を表しているのかはなんとなくだが判る。 他には細川ガラシャの生誕三百五十年を祈年したオベリスクがあったり。 ガラシャの生涯は、小学生の頃に母が読んでいた文庫で読んだ覚えがあったけれど、彼女の残した軌跡には初めて触れた。 今回は本屋さんに寄れなかったけど、また来て今度は何か買って帰ろう、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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