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カテゴリ:暮らし方
私の母は、別名「すずめおばさん」 母の住んでいるおやどは、4階でね。 ちょうど、目線に電線があるの。 ある日、そこへ、すずめが整列してね・・ 何気に、母は、お米をベランダにおいてあげたのね。 一羽ずつ、とても警戒しながら、やってきて。 そのうち、通ってくるようになったの。 もう、何年になるのかなぁ・・ 母は、その同じに見える顔を、 ちゃんと識別してて、 「あの子は来たな・・ あの子はまだだな・・」 なんて、わかるっていうんよねぇ! 実家には、私が独身の頃連れてきたシーズーがいて、 母が散歩に連れて行くとね・・ なんと、すずめやら、からすやら、 前を一緒に散歩するように着いてくるようになったの! 肩やら、頭に乗ってくるって言うから、驚きぃ☆ ある日、ベランダに座ってると、 一羽、息も絶え絶えにやってきてね・・ 母は、ひざにのせてやって、 「よぉ、がんばったやんね。 もう、よかよ。 天国に行きんさい・・」 って言ったのね。 そしたら、コクリと、うなずいて、 眠るように亡くなったって。 母が病気をしたのが、30代の始め頃。 指定難病でもあるので、働きに出る事はありません。 もっと、自由に動き回れたら、どんなにいいだろうと私は想います。 その母が、有り余る時間を使って、 まったくもって、ヒマとは無縁で すずめと会話して、 犬と、お花と、まだ未婚の三女の世話をして・・ せっせと、おうちを磨き上げ、 友人の話を何度でも聞いてあげて、 私達が来ると、いつも変わらない愛で包み込んでいてくれる。 それでも、時間のあるときは、 いつもいつも、世界の平和を祈ってる。 母を想う時、 私には、いつも、変わらない 「愛」そのもの・・が浮かびます。 今だかつて、あれほどに「愛」そのものの人に 出会った事はありません。 母の存在があるから、 今の私があり、 細胞に染み込んだものを ほんとに、ありがたいなぁ・・と、感じます。 いつも、ありがとう・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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