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月夜に夢を  

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2009.09.02
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テーマ:検査のハナシ(4)
カテゴリ:Health
何年か前に受けた大腸カメラは 記憶に残るほどかなり痛かった。
それに比べれば ずいぶんましだろうと、
主治医がカメラでなく「バリウム」をやりましょう と言ったとき
あたしはちょっとほっとしたのだ。

人間ドックで 胃のバリウムは毎回やっている。
それと似たようなもので
注射(内臓の動きをとめるために肩に打つもの)の痛みさえ我慢すれば
どってことないと思っていた。

まさか こんなにつらいとは。


胃のバリウムが口から飲むのに対し、
腸のバリウムはお尻から投与される。
それは座薬なんていう生ッチョロイものじゃなくて
チューブを差し込まれ そこから空気とバリウムとが流し込まれる。

差し込まれるのは カメラも一緒。
カメラは それがぐいぐいと奥へ進んで入ってくるとき
あちこちぶつかって痛かった。

バリウムはといえば 一度入ってしまいさえすれば
(あたしはどうしても緊張してしまって なかなか入らなくて
看護師さんをイライラさせてしまったのだけれど)
そこでチューブは固定され 痛みはほとんどない。

問題は そのチューブを差し込まれた状態のまま
(外れないように 足首にも固定される)
機械の上で ゴロゴロ悶えなければならないということ。
右にまわるの左にまわるの 逆立ちのような姿勢にされるの
ずいぶん長い間 お腹に入ってきたバリウムを感じながら動かねばならない。
早くだのゆっくりだの 指示通り動くのは結構大変で
高齢者の方なんぞ 筋力落ちてたら
自分の体重を片手で支えるなんて出来ないんじゃないかと心配になる。

そしてこの 屈辱感。

チューブを差し込まれた情けない状態のまま 
言われたとおりに動かざるをえない(当たり前だ)あたしを
ガラスの向こう側で 冷静に観察されていると思うと
せめて こんなこと何でもないのよ、という表情に努める以外
自分を保てる術がない。
恥ずかしくて悔しくて とても目など合わせられない。



やれやれと ようやく終わった後がまたしばらく大変だった。
下剤をすぐ飲んだのだが お腹が痛いのにトイレに行っても出ない。
昨日からの検査食で 空腹状態なのが追い討ちをかけ 気持ちが悪い。
仕方がないから何か読んで気を紛らわせようと
新聞を広げてみたものの 字が読めない。(遠くは見える)
いきなり老眼?!とショックを受けたのだが 注射の副作用だそうだ。

これじゃまるきり仕事にならないと
遅刻するつもりでいた職場に電話をかけて 急遽休みにしてもらった。


検査が終わって今は6時間後。ようやく落ち着いてきたかんじ。
あまりの痛さに待てず 会計しないで帰ってきてしまったのだけれど
いったいおいくらなんだろうなあ。
昨日の胸のCTは 1万円近くもお支払だった。

こりゃ高齢者の医療費がかさむわけだ。
自己負担ゼロっていうのは 国家(健保)の財政を考えたら無謀だとも思うし
逆に 月に何万円も 仕事してないのに払えるのか とも思うし
医療がどんどん進歩してきたことは
人類にとって不幸だったかもしれないとも思える。
病気を治すということが まだお祓いぐらいしか手段が無かった時代には
生命体として強いか 弱いか しかなかったはず。
貧乏だろうが金持ちだろうが 都市部に住んでいようが地方に住んでいようが
受けられる治療は皆同じで それはある意味 平等。
でも 生命体としての強弱は生まれたときから差があるわけだから
(例えば障害者であるあたしの下の娘は 絶対的に弱者なわけで) 
最初から平等じゃないじゃないか と言われちゃいそうだけど
そんなハナシは 長くなるから割愛。


しばらくこのブログも放置して 遊び歩いている間に 上の娘も大学生になり
いよいよ税理士試験に手を出そうと 学校に通い始めた矢先
原因不明の背中の痛みに 病院通いの日々でして。
断髪までして覚悟を決めたってのに
いきなり出鼻をくじかれてるよ あたしってば。











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Last updated  2009.09.02 18:27:25
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