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カテゴリ:成功本
金持ち父さんシリーズで、私にとって、最も気に入っている本がこの『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』です。それは、日常の生活の多くのことに応用できることであり、しかも、ほとんど、すぐに実行が可能なことだからです。
この本の奥付をみると、2003年7月初版とありました。早く読めばよかったと後悔しました。タイトルからして、このシリーズのいつもの事業、不動産投資、株式投資に関する本だと思って、見過ごしていたのですが、違いました。 この本は、レバレッジについての本でした。レバレッジとは、てこのことです。少しの力で、より大きなものを動かすあの「てこの原理」と同様な効果を、ビジネス上でもたらす手段を説明するのが本書のテーマです。 「金持ち父さん」の言葉で、一番大切なのは、「キャッシュフロー」で、二番目に大切な言葉がこの「レバレッジ」です。「キャッシュフロー」では、「持ち家は資産でない」というインパクトのあるメッセージでした。「レバレッジ」も、非常に、インパクトがありました。このレバレッジを「頭脳」、「プラン」、「行動」の3つに分けて、400ページ以上をかけて説明します。 非常に多くのレバレッジが出てきます。有名なのが「OPM」(他人のお金)、「OPT」(他人の時間)です。その多くの中で、私が、特に、気になっているのが、2つあります。 まず、借金、支出、収入、負債について、それぞれの詳細な項目に、良いものか悪いものかを丹念に振り分けることです。同じ借金でも、用途により、その後に収入を生むものとより支出を伴うものがあります。 端的に言って、資産になる不動産購入に使うか、支出のみになる自動車の購入に使うかということです。支出の交友費も、単なる愚痴の言い合いになる飲み代か、お互いに刺激しあう人との飲み代では、大きく意味合いが異なります。 本書では、「弾丸の込められた銃を扱うように充分注意して扱う」と表現されています。 そう一つが、コンテキストを広げることです。本書では、コンテンツとコンテキストを対比して説明しています。コンテキストはものの見方をいっており、世界観、価値観、パラダイムといもいえます。一方、コンテンツは、味方に対する深さになります。経営者の見方に対する経営学、IT技術者に対する情報工学というところでしょうか。 コンテンツは主に大学などの学校で教えられます。それに対して、コンテキストはセミナーで知ることができます。 日々のお金使い方を吟味して、未来に対して有効に使用して、同時に、いろいろなひとのものの見方を知り、それぞれの価値観が組み合わせて最大の効果を得られるようにすると、案外、簡単に成功できるかもしれませんね。 ■■ 今日のエッセンス ■■ ■■ お金を、充分に注意して、扱っていますか? ■■ コンテンツではなく、コンテキストを広げることを意識しましょう。 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法 著者:ロバート・T.キヨサキ/シャロン・L.レクター、出版社:筑摩書房、ISBN:4480863478 後悔度:★★★ (三つ星満点) ★★★:読まないと絶対後悔する、★★:とても後悔する、★:やっぱり後悔する なるほど、思った方は、↓クリック、そして、投票!この日記が出版される? http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000125885 まぐまぐBookアワードに参加しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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