ドイツワイナリーめぐり vol.5
今日、ご紹介するのは、ドイツでのワイナリー見学をアテンドしてくれていたグスタフさんの努めるワイナリー。(写真はショップ)「ワイン(醸造家)協同組合」という経営方法をとっている会社です。彼は、この会社の醸造責任者。自分のところで醸造ができない(コスト、人員の問題などで)、個人のワイン用ぶどう農家のための組合率。各ぶどう農家は、組合のスケジュールにのっとって収穫を行い、決まった時間に、指定の品種を組合に持ち込みます。組合側は、各農家のぶどうの糖度と重量を量り、決められた基準値によって、その価格を割り出します。一言で量るといっても、その量は半端ではないので、スケールも巨大!!もちろん、コンピュータと連動していて、後で混乱が起きないように、その場でレシートを渡します。このようにして集められた(買い取られた)ぶどうを、組合の醸造所でワインが造られることになります。ぶどうの品種も様々、造り手も様々なので、商品のラインナップは充実しているし、量が多いので価格も消費者に優しい。安いものでは、1本5ユーロから。タンク室など醸造設備を見せてもらう。蔵というよりは巨大な「工場」の様相。タンクはもとより、瓶詰めランの長く大きいこと!瓶詰めラン室は約20平方メートルはありそう。我が家のワンフロアー分だ~。。。このライン、3,000本/1hの仕事が出来るらしい。私たちのワイナリーでは、半手動の機械を入れる予定。3,000本といえば、半日仕事になるだろうな・・・。さて、お楽しみに試飲タイム♪今回は、タンク室で瓶詰め前の熟成中のワインを頂く。まずは、今まさに発酵中の!!「アイスワイン」♪♪♪発酵管がまだ「ポコポコ」と音を立てている。色は、蜂蜜色に近い黄色。香りは、うん、甘~い。。。味は、甘いけどフレッシュ、フレッシュ。美味しいわ~、幸せ。これからもっと発酵が進んで、味も香りもぎゅぎゅっと「凝縮」されていくと、アイスワインらしい 金色でトロトロのアイスワインになるのだ。立派に成長したこの子に、また会いたいなぁ~!試飲の続きの様子は、また明日♪