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テーマ:介護・看護・喪失(5304)
カテゴリ:認知症
退院後、日にちが経って少しだけ、進み方が遅くなったようだ。
矢張り、自分の家は快適らしく、顔つきも元に戻った。 ただ、あたくしのこと誰だかわかってるのかな? 息子は? 娘は? その都度解説をすることにしている。 明日は病院へ検査。 如何しても、義姉とあたくしの都合がつかないので、連れ合いに行って貰う事にした。 ”実は、その人はあなたの息子さんで、 その人が明日此処に来てお義父さまを病院にお連れします。” 「あっ、息子ね、うん分かる分かる。」 ”名前は○○ですよ” 「あぁ~そうだったね」 ふぅ~~~ 「確か、娘がいたと思うけど、何て名だったかね」 ”○○さんです! 「そうそう、そうだった。 最近直ぐに忘れちゃうんだ」 もしかして・・・あたくしの名前は覚えているのかしら? 机の上に義姉の書いたメモ。 『明日は○○さん(あたくしのこと)が朝9時頃きます。』 書いてあればきっと分かるのね。 お昼ごはんを一緒に頂き、 明日の病院の準備を確認。 こんなことしても、きっと明日はもう忘れちゃっているんでしょうね。 なんだか、寂しくなって家を後にした。 薄いベージュの大島紬 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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