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テーマ:着物生活を楽しく♪(1692)
カテゴリ:日常着物生活
今から20数年前のこと。
市内の有名な庭園でお茶会があった。 当時は今の流派とは違う、国内最大といわれた流派だった。 頑張ってお稽古し 当日はお点前と半東。 その日は朝から大雨だった。 コートを着、上にもう一枚ビニールのコートを羽織り、 門からかなり離れた坂の上の茶室。 月華殿。 当時まだ若かったあたくしは呉服屋の言うまま着物を誂えた。 茄子紺の付け下げ。 評判はとても良かった。 「素適ね」「いい色合い」ets・・・ お点前が終わってしばらく経ってから・・・・ 「あの柄はお茶席には着てはいけないのよ」 それから、一二回別の時に着たが、何となく其の侭箪笥の肥やし状態。 お稽古のときに家元にその話をした。 矢張りきてはいけないのでしょうか? 「そんなこと無いと思います。どうぞ、お召しあそばしたら如何?」 着ちゃおうかなと思った。 肥やしでは着物が可哀そう。 先日も、しばらくお休みなさってらして、今回お点前なさる方が 「色無地でなければいけないでしょうか? 付け下げを着ようと思ったのですが・・・・。 色無地は地味なものしか手元においてないのです」 と仰った。 まだ若い30代前半の方だ。 「あら、華やかで良いこと。 どうぞ、お召しになって♪」と家元。 色々難しいことは仰らない。 ただ、 新しく作るのであれば、紋の入った色無地。 と仰る。 着ちゃおう。 あの因縁の着物。 いくら呉服屋の言いなりと申しても、好きで作ったのだもの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 29, 2008 11:35:25 PM
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