毎日が・・・日常着物生活の日々

親しくしていただいていた方が亡くなった。

先月電話を頂いたときは、まだしっかりした声だったので、

５月の連休くらいまではお元気でいてくださると思っていたが、

先週お見舞いにいらした方から

「もう、まったく意識がなく、手を握っても握り返してこないんだ・・・

覚悟していてください」

と、ご連絡を頂いた。

すぐに新幹線に飛び乗って・・・と思ったが

もう、意識がないのでは、と諦めたところだった。



連れ合いから「一面に載っている」との連絡があり、

（明日だけは避けて欲しかったのだが）明日がご葬儀。

それから各方面に連絡などをして・・・


無理だ、水曜日はどこをどう遣り繰りしても、片道4時間以上では時間の調整がつかない。

人さまにお願いするにも、コンナに急では相手のご都合もある。


新聞社のデスクにご相談申し上げ、お花をお送りすることで弔意をあらわすことにした。

本当は、伺って、沢山のお礼を申し上げたかった。



病気になって、ご自分の容態がかなり悪いと言うのに

「えもやんの事、頼むで」

電話で交わした最後の言葉だった。



ご葬儀にうかがえないあたくしに

「ワシのことはどうだって良い、

きちんと遣らなきゃならんことがあるんやから、

先にそっちを遣ってからにしたらええ」

きっとそう仰るだろうと、其の言葉に従うことにした。

スポーツ部の方も

「これ放っぽり出して駆けつけたら絶対に怒ると思うから、

僕は参列しないことにしました」

皆さん、よく分かってらっしゃる。



ありがとうモリチュウサン。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





　　　　　　　　　　　　　　　抹茶色格子大島紬

　　　　　　　　　　　　　　　黒地名古屋帯