椿事
早朝というか午前2時カミサンに起こされた。音がしたので起きて見たら表の道に人が倒れているという、2階の窓から見ると確かに向かいの道端に白シャツ黒ズボンの人が仰向けになって身動きしていない。盛り場ならともかく住宅地では異常だ、眠気まなこで行ってみると息遣いが僅かに聞こえ酒臭い。程なくバイクの人が黒いスーツと紙袋を持って坂道を登って来た。人、スーツ、紙袋が順々に落ちていたのでスーツと紙袋を回収して戻ったら寝てた人が居なくなったのでここまで戻ってきたとのこと。親切な人だ。とりあえず110番をした、すぐに応答があった、生まれて初めての110番。多分酔っ払いだと思うけれど倒れていると話すと番地を聞いて直ぐ警察官が行くようにするとテキパキとした対応だ。それからが大変、なかなか警官が来ないのだ。そのうち寝ていた酔っ払いがむっくり起き上がり何処かへ行こうとする。真夜中で自動車は飛ばしているし危険極まりない、なんとか寝ているように説得する。かれこれ25分位してからバイクの警官がやってきた。警官が付き添って酔っ払いの家まで送るというのでやっと一件落着になった。黒の上下でどうも結婚式か葬式かでしこたまきこしめしたようだが、普段この近辺では見たことの無いオッサンなので警官とアベックでどうなったことか。お蔭様で目が冴えてなななか寝付けなかった。催眠剤がわりにペーパーバックなどを読んで寝たのが四時、目が覚めたら9時だった。横浜スバルに電話すると午後は混んでいるので直ぐ来てくれとのこと。前輪のアクスルブーツと称するゴムが切れてグリースが漏れていて放置しておくとベアリングが焼きついて大事になるらしい。まあ11万kmも走るといろいろ金がかかるようになるが新車を買う金も無いししょうがないか。長者町のスバルに10時半に着いて直ぐ修理できるのかと思ったら午後3時頃になると言う。出直すのも面倒なので地下鉄で横浜まで行き相鉄ムービルの映画で時間をつぶした。まだスターウオーズを上映していたのでこれにした。筋書はともかくCGというか特撮と実写の組み合わせは凄いなと感心した、ここまで迫力がある作品は映画館で見ないと価値が無いかも知れない。多分映画館に行ったのは約20年前、スティーブ・マックイーンだったかパピオンを群馬の伊勢崎で見たのが最後だと思う。なにしろ今日はイレギュラーな1日だった。