実はサクラマスが釣れるルアーは色、関係ないの?
サクラマスが釣りたい!どうしても釣りたい!!じゃぁ釣れるルアーってなんなの!?って話なんですが、私が色んな文献を参考にしながらいつも考えていることをチラっと書いて行こうと思います。実はサクラマスが釣れるルアーは色、関係ないの?実は色じゃなく、ウロコが反射する光のコントラスト?まず、最初に私がいつも参考にしている文献を見て、感じたこと記事にしたのですが、その時書いた記事が↓↓↓●関連の記事サクラマスは色を認識している。学術から見るルアー選び。サクラマスを釣る上で、色に困ったら個人的にはグリーンだと思ってます。何故か?それはグリーンに反応しやすいからです。ただ、これは反応しやすいってだけで別に餌だと思って飛びつくとか、そんなのはここでは書いていません。しかし、このお魚、サクラマスさん。紫外線なんかにも反応することが知られています。私的には色よりも、ギラギラフラッシングしていた方が、この魚を攻略する上で重要だと思っています。それはフッキングさせる。と言う意味も含めてです。フッキングについてのウンチクは下記の記事にて書きました。●関連の記事サクラマスが釣れない人の二つの共通点さて、お話しを少し戻しましょう。参考にさせていただいた論文があります。”Floating photonic crystals utilizing magnetically aligned biogenic guanine platelets”著者名 Masakazu Iwasaka*, Hironori Asada *責任者これは魚類のウロコのキラキラ光を外部磁場を変えることで制御すると言った論文です。以下の機関が共同研究を行ったようです。本研究は国立研究開発法人 科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)「新たな光機能や光物性の発現・利活用を基軸とする次世代フォトニクスの基盤技術」研究領域(北山 研一 研究総括)の研究課題「魚のバイオリフレクターで創るバイオ・光デバイス融合技術の開発」の一環として広島大学の岩坂 正和 教授および山口大学の浅田 裕法 教授の共同研究で行われたものです。引用:国立研究開発法人 科学技術振興機構HPよりこの論文を簡単に説明すると、・魚をキラキラさせる原因である小さな鏡(グアニン結晶板)を磁場で操作し、これまで謎だった魚の体表の強い輝きの説明に成功した。・グアニン結晶板が単に光を反射するだけではなく、ある程度透明性も有することに着目して、水に囲まれた空間で鏡が周期的に配列することがキラキラを起こす本当の原因であることを明らかにした。とのこと。詳しいことは国立研究開発法人 科学技術振興機構のホームページをご覧ください。↓https://www.jst.go.jp/pr/announce/20181119/index.htmlさて、ここで一息。もう、なんだか難しい言葉だらけで、少しテンパってきますね~(^^;なるべく単純に簡単にいきますよ(⌒∇⌒)このグアニン結晶板は太陽光のもとで魚が隠れる際に利用しているものなのですが、あの魚がギラギラする原因の一つでもあるのです。この結晶板は光を通す性質がありそこに反射板が多く積層しているグアニン結晶に光が入り反射することであのギラギラを生み出すそうなんです。イメージでわかりやすく言うと、シャボン玉。液で見ると色、ついてないですよね?瓶に入れると透明です。でも、シャボン玉にして光が当たると複雑な色をしていますよね?あれはシャボン玉の表面と、その裏面で光が反射しているからそう見えるんです。そう言った物が多層にもなっているようなイメージと言うと何となくわかるでしょうか?ちょっと話がそれますが、みなさん大好きなアワビカラー。あれ、真珠層ってい言う光沢を帯びた層が何層も重なっているからあんな色になるんです。CDのなんかもそうですよね。複雑なフラッシングの中に様々なコントラストがあります。最近サクラマス釣りでもアワビカラーがグングン人気上昇中ですね。アワビカラーはそれなりに理にかなっていると思っています。結局私が何が言いたいのかと言うと、魚(ベイト)として見る上で重要なのはパット見える色より、魚が持っている独特な複雑なギラギラ感とそのコントラストが重要なんだという事です。グアニン結晶の反射板の間隔は環境に応じて変化するので、魚が興奮状態なんかでも色が変化したりします。そんな色の物体が、ミノーで言うと、ギラッギラ細かくウォブリングしながらフックを小刻みに動かして、ギャン!!と動くからサクラマスが飛びついちゃってフッキングしちゃうんじゃないの?ってことなんです。さらにシマノなんかでは「狂鱗」、「フラッシュブースト」を搭載のルアーが最近出てきましたね。あれ、本当に良くできていますね。特に狂鱗については、私はゴリ推ししてます。ただ複雑にギラギラしているだけではなく、「暗」の部分もしっかりあり、コントラストがしっかりできるよう作られているのは凄いな。と個人的に思いました。また、最近私が愛用しているフルベイト。動きこそは比較的大人しい方かと思いますが、鱗形状の中にホログラムが入っていて個人的にはこんなのも好みで使用しています。動きも上品でジラジラとサクラマスの鼻先をジラス動きでこれもまたアリかと思っています。グロー、ケイムラ好きの方も多くいると思いますが、サクラマスが紫外線に反応しやすい魚と言う点では◎ですが、この釣りにおいては特に意識はしなくてもOKかなと個人的な見解です。最重要はフラッシング。これにつきるでしょう!!!って言うのが私の「案その1」でした(⌒∇⌒)まとめ私ならミノーを使ってサクラマスを狙うなら、グリーン(青紫)とシルバー系カラーで、ホロが入っていて、ブリブリ小刻みに動いてくれる。そんなミノーを使います。でもね、何だかんだでピンクパールとか釣れちゃいますよね~!!これだから釣りは面白いですね(⌒∇⌒)色んな要素が複雑に絡み合って釣れる。あ~不思議♪最新のサクラマス、ホッケなどの北海道の釣り情報はこちらからご覧ください!↓↓↓