ドブ釣り
昨日書いたように、鮎を釣る方法には様々なものがあるんだ。世間の風潮では鮎釣りと言えば友釣りみたいに言われているけど、歴史が古いのは毛鉤で釣る『ドブ釣り』だかんね。発祥の地は『加賀藩』(当然江戸時代)といわれ、武士のたしなみでもあったらしいよ。仕掛けは色々あって、加賀式は天秤仕掛けで、東京式は海釣りで言う所の胴付き仕掛けなんだ。おいらはいつも加賀天秤を使った写真の仕掛けを使っている。 鮎釣り仕掛けこの仕掛けが巻いてあるコルク製の仕掛けまきが、今では手に入り辛くなっているんだ。毛鉤入れに入った毛鉤中津川で実績のある毛鉤は、ズバリ『暗ガラス』である。特に赤ラメ入りがよく、大型がよく掛かる。福富鉤もよく、『大鮎1号』や『大鮎2号』、『浮橋』が大変よい。ただドブ釣りの難点は、毛鉤がやたらと高いことで、宝石鉤の様に一本1,200円するものもあり、平均一袋(2本入り)900円前後である。当然マニアは毛鉤をゴッチャリ持っているが、おいらもこれ以外に「おとな買い」した毛鉤がうなってあるんだ。どっちにしても、鮎釣りで一番金が掛かるのは『ドブ釣り』かもしれないな。