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南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

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2006/08/21
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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:カテゴリ未分類


昨日の日曜パザールで、私は ある野菜を狙っていた。
もし見つかったら、コーンや芝エビと一緒に掻き揚げにしたり、冷や汁にしたり、色々楽しもうと思っていたのである。
しかし、今週は影も形もなく、ひょっとして場所を間違えているかなあ~と、先週見たあたりを何度も行ったり来たりした。
が、結局見つからなかった。

ケシケ、先週買っておけば!
しかし、その時は、その得体の知れない雑草のような植物が、日本でも真夏によく食べていたその野菜と同一のものだとは、全く気付かなかったのである。


ふと目に留まったその野菜。初めて見るような、至るところで見る雑草のような。
ざらっとした細い葉は、明るい緑色をしていて、小さな黄色い花もついている。
高さ30~40cmほどの束になったそれを手に取り、鼻を近づけて臭いを嗅いでみるが、臭いは全くない

「これ、どうやって食べるの?」と農家のオバチャンに訊くと、オバチャンは脇にあったバーミヤ(オクラ)を指差して説明を始めた。
「バーミヤみたいに、イェメッキ(おかず)にして食べると美味しいんだよ。バーミヤみたいに粘りが出てね」
「へえ。。。」

私は気乗りがしないまま、写真だけ撮り、名前を訊いた。
ムルギーヤ
「えっ?ムル。。?」
ムルギーヤ
「ムルギーヤ?ムルギーヤ、ムルギーヤ。。。」
自宅に帰ったら辞書で調べるために、私は忘れまいと頭の中で繰り返した。
しかし家に着いたときには、案の定すっかり忘れてしまっており、かろうじて最初の3文字M、U、L=ムルの音だけが、手掛かりとして私の耳に残っていた。

私は写真をセラップにも見せて、「ムル」で始まる名前なんだけど、知らないかと訊いてみた。しかし、セラップも知らないという。
そして、そのまま昨日まで、その野菜のことはすっかり忘れ去ってしまっていた。

昨日、パザールに出掛ける段になって、あの先週見た野菜のことが記憶に蘇ってきた。
今週もあったら、試しに買ってみようかな。オクラみたいに粘りがあるなんて、どんな感じになるんだろう?つらつらと、そんなことを考えるうち、突然閃いた。
ああ!あれは!もしや!?

私はインターネットですぐに調べてみた。葉の大きさに違いがあるものの、葉に入った溝状の縞といい、ざらっとした感じといいよく似ている。そして鍵は、小さな黄色い花だった。


それは、こちら。
(画像は、先週の日曜パザールで撮影)

幻の野菜?「ムルギーヤ」



この写真を見ただけで、すぐに分かった方はいらっしゃるかな?
日本で普通売られているものは、緑の色が濃く、葉の形ももう少し膨らんでいる。
私は、1週間も気付かなかった。

この野菜とは。。。


有機モロヘイヤ 1パック クレオパトラも絶賛の夏野菜 『モロヘイヤ』 モロヘイヤ(100g)

美肌効果抜群!モロヘイヤ 【山形県産 モロヘイヤ 90g】独特のぬめりが特徴で王様の野菜と呼ばれています 味が濃い伊賀さんの無農薬モロヘイヤ1袋



そう、モロヘイヤ!!である。


モロヘイヤはエジプト原産ともいわれ、栄養価に富む、別名「王様の野菜」。
私の中でも、モロヘイヤ・スープはじめエジプトを代表する野菜という位置づけであった。
モロヘイヤという名は、アラビア語のムルキーヤ(mulukhiyya)という名称がなまったものらしく、エジプトあたりからそのまま種が輸入されたと思われるトルコでは、いまだ市民権を得ていないため、アラビア語の名称そのままで呼ばれているのだろう。
私には、ムルキーヤが「ムルギーヤ」に聞こえてしまったというわけである。

それにしても、トルコでモロヘイヤが見つかるとはなあ~。
手に入らないとなると、急に食べたくなるんだから、困ったものだ。
嗚呼!ケシケ、ケシケ。先週買っておけばよかった!




いつも応援ありがとうございます。
モロヘイヤも、いまや日本にすっかり定着しましたね。
今頃、皆さんは、あのヌルヌル・ネバネバで食欲増進?
しっかり食べて、夏を乗り切ってくださいね!

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最終更新日  2006/08/21 04:43:20 PM


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