カテゴリ:本
東京新聞の紙面で紹介されていた、佐藤眞一さんが書いた本です。
60代、70代.、80代、そして90代の高齢者の心模様を綴った内容になっています。 それぞれの年代で、起こり得るライフイベントを取り上げて、その際に、どういう心持ちでいるのが良いのかなどが書かれています。 仕事のリタイアや、親の死や、自分の大病、配偶者の死、認知症に至るまで、様々なライフイベントがありますが、悲惨さを取り上げるのでは無く、プラス面を上げて、それらをどう取り扱うかという感じになっています。 人間は誰でも老いるもの。 老いたら惨めとか、若い人には敵わないとか、そういう気持ちを先行させないで、知的好奇心を失わず、周囲に自己開示をして、己の生を充実させていくことが必要であると思いました。 老年心理を研究している著者なので、事例に基づいた解説も説得力がありました。 後半生のこころの事典 [ 佐藤真一 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.12.30 20:59:21
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