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東野圭吾さんが書いた「人魚の眠る家」を読みました。
今年2月に亡くなった父は、1月下旬に状態が悪くなり、入院することになりました。 主治医から、呼吸が難しくなるので、今後人工呼吸器を付けることになるかもしれません、と言われたことがあります。 人工呼吸器を付けるということは、生きていると言うよりも生かされていることになるのだと思いました。 主治医は、僕の意思を確認しているようでした。 人工呼吸器を拒否することも出来るということを・・・ 結局、人工呼吸器を付ける前に、状態が悪化して、父は他界しました。 この小説を読んで感じたのは、脳死問題、例え植物人間になっても生きていて欲しいと願う親心、そして意識を失うことは元に戻らない事実を改めて突きつけられることです。 これ以上を書くとネタバレしますが、最後に、一つの命の消滅が、一つの命を生き返させることで、救われたように思います。 人魚の眠る家 [ 東野圭吾 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.08.09 18:58:04
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