子供がいきいきと目を輝かせているというのは、
なんと、農作業に、だそうです。ラジオを途中から聞いたので実はよくわからないのですが、静岡の方で「野良里」という農作業をする場があるらしく。その場を主宰するイナガキさんという方のお話を少しばかりききかじりました。初めは子供に農作業を教えるというつもりだったのに、実は子供たちは自分からいろんなことを学んでいき、・・教えるというのはおこがましかった、というようなお話でした。稲を育てるのは、(稲だけでなく他の作物でもそうですが)人間ではなく、稲そのものに伸びる力があり、人間はそのお手伝いがほんの少しできるにすぎない。稲作というけれども、人間は稲を作れない。また、育つには順番があって、まず根をはり、茎が伸び、葉を茂らせ、十分成長してから花を咲かせ、実がなる。早く育てようと肥料をやりすぎてもだめだし、その生育にあった手伝いをしないと却って成長の妨げになりかねない。子育ても「稲作」と同じ。その子が持っている自然に成長するエネルギーを邪魔しない程度にお手伝いすることが大事、というような内容だったように思います。ずっと気になっている、”やわらかい心”に通じるものがあるように感じました。ただ自然とふれあう、というだけでなく、そこに何かを生み出すお手伝いができる、ということがまた別の喜びにつながっているのではないか、と思います。子供がいきいきしている姿はまわりの大人にとってもうれしいものです。そこにはますます良い循環が・・なんてね(^_^)/