ベルツ水をご存知ですか?
先ごろテレビのニュースで千葉県の柏市?のある中学校で生徒がお茶の葉を摘んだという話を聞き、この名前を思い出したものです。このお茶の葉を、中学校の体育館で手揉みして、業者に製茶を頼み、一本500円で売り、利益は生徒会の費用にする、という話でした。40年以上前になりますが、私が小学生の頃、やはり子供達で銀杏を拾い、業者に売ってそのお金でベルツ水を買ったことを思い出した次第です。当時はひびやあかぎれのできている子供が多く、私もかなり毎年冬になるとそれに悩まされていました。いつの頃からか、我々の学年だけなのか忘れましたが、銀杏拾いは毎年の行事になり、くさいくさいと大騒ぎしながら拾いましたっけ。でも、ベルツ水は全学年にクラスに一本ずつ配られたように思います。それで寒い冬を乗り切りました♪働いたことがお金になる、という経験は何かうれしいものだったような気がします。畑で作った物が給食の野菜になって出てくる事もありましたが、お金になるという実感はなく、ぎんなん拾いの方が何か達成感がありましたね~。不思議な事です。ただ単に、働いた事でお金を得て、それで何かを買うという行為がカッコよく見えていただけなのかもしれませんね。取れた野菜をそのまま食するのでは、有り難味が少なく思えたのかも・・今にして思えば、自分で育てた野菜を自分で食する事が出来ることは素晴しく思うのですが、当時はあまり感激しませんでした。自宅でもやってることでしたし・・・その野菜作りを、どこの小学校でもやれるといいな~と思うのですが、条件がないところもあるのでしょうか?それから、子供に農作業をさせるなんてとんでもない、という親御さんもいらっしゃるでしょうか?嫌いな事をムリヤリさせるのはとんでもない、という意見はごもっとも。。しかし、”嫌いな事”と初めから決め付けなくてもいいような気もします。やってみなければわからないし、貴重な経験だと思うのですが・・・教育再生会議の方々の仰っているような事、の数々(競争原理、市場原理の導入とか)、それをやるよりは、余程いい!!と思います。子供たちの居場所の一つになりうるのではないか?と。。